「りょーかーい!ガリィ、がんばりま~す☆」
CV:村瀬迪与
人物像
キャロル・マールス・ディーンハイムに仕えるオートスコアラーの一機。形式番号XMH_020。
タロットの小アルカナ「聖杯」を象徴する機体であり、創造主たるキャロルの護衛として彼女の警護や目撃者の抹殺を行う。
オートスコアラーの中でも特に策謀に長けた策士であり、同時に「聖杯」の力を与えられ錬金術の行使に必要な「想い出」を扱う能力に長ける。
他のオートスコアラーと同様に対象の粘液から強制的に想い出を搾取する機能に加え、蓄えた想い出を分配するという独自の機能も備える。この特性から、想い出を搾取する機能を持たないミカ・ジャウカーンに想い出を与える役割も担う。
戦闘に於いては水を扱う事に長けており、特に空気中の水分を鏡に見立てて幻像を投影する撹乱戦法を得意する。また、足元の地面を氷結させてスケートのように高速移動したり、剣状の氷柱を瞬時に作り出して剣戟に用いるなど、高い汎用性を持ち合わせる。
他のオートスコアラーと同様にバリアを発生させる能力も持ち、LiNKER無しのマリアのガングニールの攻撃程度ならばたやすく無力化する。
メイド服の様な青い服を身にまとい、バレリーナのように立ち振る舞うが、その可愛らしい姿に反して一般人を躊躇無く殺害するなど残忍な性格の持ち主で、主人であるキャロルに対しても人を食ったような態度で接している(キャロル曰く、「性根が腐っている」)。
普段は上品な口調を心掛けるが、いざ戦闘となればドスの利いた毒舌な口調で話すなど、オートスコアラーの中でもでもとりわけ悪辣な存在である。しかし、その一方で獲物と認めた相手を執拗に追いつめるなど強い執着心も持ち合わせている。
また、ミカと同じく鋭利な歯を持ち、宛ら鮫の様な印象を見る者に与える。
キャロルの命を受けミカの稼働に必要な想い出の収集とシンフォギア破壊の為に響達を襲撃し、キャロルの言葉に戦意が揺らぎシンフォギアを身に纏えない響を執拗に狙う。
この際、救援に駆けつけたマリアと交戦し、彼女を獲物と定めるが、纏ったガングニールを破壊する事は叶わなかった。
その後、本格的に稼動したミカを伴い、響を襲撃。自身の扱う幻像とミカの戦闘力によるコンビネーションにて響の纏うガングニールを破壊せしめた。
キャロルがシンフォギア装者達との激闘の果てに倒れた後は、彼女の計画に則り行動を行い、その最中にアガートラームを纏ったマリアと再戦。オートスコアラーの中で唯一シンフォギア破壊を遂行出来なかった事もあり彼女に執着し、一度は魔剣ダインスレイフの呪いに飲まれた彼女を下すが、本当の強さを知り、魔剣の呪いに打ち勝ち、イグナイトモジュールの発動を成功したマリアの前に敗北、撃破された。
戦姫絶唱シンフォギアXDでは
キャロルの参戦イベント『世界を識るための歌』では並行世界のガリィが登場。シンフォギア奏者及び錬金術協会の力で記憶を取り戻すもキャロルを庇い消滅。その後、ミニイベント「復活ッ!オートスコアラー」で無事に蘇り他の4人同様にプレイアブルキャラとして登場した。
また、クリスマスミニイベント『クリスマスキャロル』では他の3体を差し置いてキャロルと並んでまさかのクリスマス仕様実装となる厚遇を受けた。4体のオートスコアラー達の中でも一番人気だとアプリ運営側からも認識されていたという事か(実際、pixivでも作品投稿数は4体中でも最多である)。
それ以外にもメモリアカードではファラと共に和服姿で生け花に興じる、レイアに悪戯しようと見せるなど錬金術師たちのように素の表情を見せている。