CV:浪川大輔
概要
大筒木一族の系譜に連なる男で、和風の貴族のような衣装を身に纏い、高下駄を履いている。
頭の左右には正面に向けて折れ曲がった角が生えており、両目に白眼、両手の掌には輪廻眼を有している。また、左手にのみ手袋を着用している。
端正な顔立ちの優男だが、他の人間達を「下等生物」、忍び達が住む地のことを「苗床」と見下し、他人の努力や苦労を嘲笑う傲慢な性格の持ち主である。
TV版ではカタスケの科学忍具にはそれなりに興味をもったような描写がある。
大筒木カグヤが再び封印されてから十数年後、各地に散った尾獣のチャクラを集めて「丹」と呼ばれる丸薬を作り、それを食らって不老長寿・怪力乱神を得るべく、従者のキンシキを伴い行動を開始。手始めにキラービーの八尾と、うずまきナルトの九喇嘛を狙う。
彼とその一族は、その台詞などから、曲がりなりにもこの星と人々に愛情を持っていた(アニメオリジナル話などから)大筒木カグヤとは違い、「丹」を集める過程で他の地の住人たちを幾度も滅ぼしてきたことが分かる。大筒木カグヤは彼(またはその一族)の危険性を知っており、白ゼツの軍団を準備してきたと予想される。
能力
両掌に秘められた輪廻眼には、それぞれ異なる能力が持っている。
右手の輪廻眼は餓鬼道のように相手のチャクラや術を吸収する能力を持ち、左手の輪廻眼は右手の輪廻眼で吸収した術の威力を数倍に上げて放つ能力を持つ。
その性質上、体術や手裏剣、刀剣などによる攻撃は吸収できない。
相手から奪い取ったチャクラで作った丹を食らうことで、自身の力を向上させることが出来る。
最終決戦ではキンシキをも丹として食らい鬼のような姿となる。小説ではその様子を「肉親をも食らうからには鬼となるしかない」とも表現される。
変化の後は映画版では肉体と角が一周り以上巨大化し肌も赤銅色となり呪印モードに似た3つ目の鬼のような姿。その後の漫画版及びTV版では3つ目と角の巨大化は同じだが体躯と肌の色はあまり変わらず、髪が鬣のようになびき、顔の上半分と体の各所が黒い紋様が浮き出た姿となっており、映画版に比べてスマートだが不気味な姿となる。
また、変化後は食らったキンシキの影響からかチャクラを武器化する能力での戦闘をメインとする。
仙人モードのナルト、雷遁により身体能力を強化しているサスケにも引けをとらない身体能力と体術をも持ち、岩石や溶岩、木等でできた巨大な生物(人形?)のようなものを生み出しナルトのクラマモードとも戦うなど、先述のチャクラや術の吸収能力と合わせ、忍びたちにとっては天敵とも言える。
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その後のネタバレ
ナルト、ボルト親子の螺旋丸が炸裂し倒したものの、残存チャクラの幻影がボルトに「お前は只人ではいられない、何れ全てを失う」と忠告とも、呪詛ともとれる予言を発して消滅。
その姿はボルトの他には輪廻眼を持つサスケ以外には認知されなかった。(仙術による生命反応の感知を得意とするナルトも気がついていないと思われる。)
怪我から癒えたボルトの右掌には謎の菱形の痣が浮かびあがっていた。