概要
「もう許してやれよ」に対し返されるお約束の言葉。ネットスラングの一つである。
当初は皮肉を込めたジョークとして使われていたが、最近では額面通りに許されないモノに対しても使われる事が多い。
省略形 → 絶許
稀に、イラスト内のキャラクターが「もう許してください」という旨のセリフを言っているものへの返しとしてこの言葉がタグとして付けられる場合がある。
発祥
2006年9月11日に生放送された「FNS5000番組10万人総出演 がんばった大賞7」中に、米倉涼子がコメントを行ってる最中に謎のノイズが混入した。これに対して2chユーザーは「放屁をした」と認定し、以降芸スポ速報+板に米倉を放屁ネタ(ブボボ(`;ω;´)モワッ)で弄るスレが建てられるようになる。
この際にスレ内で行われた「もう許してやれよ」→「絶対に許さない」という定型ネタが発祥、というのが有力。
小清水亜美に向けられるネタとして
2008年4月8日に声優の小清水亜美が笑っていいとも!に出演した際、幼児やオタクでない人も知っているメジャーどころの声優陣の中で彼女だけ、スタジオに来ている人々はあまり認知していないであろうナージャ役として呼ばれていた。
その際の空気というか反応はやや微妙であり、小清水を出演させた制作陣に対して「絶対に許さない」と言われていた。
しかし、元々の用法を知らない者が増えるにつれ、彼女や彼女の演じるキャラがメディアに出る度に、ネットユーザーの間で意味もなく「絶対に許さない」と言われるようになった。
文章そのものには棘があり、批判や中傷とも受け取れるため、この「絶許」連呼に対し当人は不快に思っており、自身のブログで「自分が出てくるごとにこれを言ったり書いたりするのはやめてほしい」と明言し、また「絶許」が殺到するであろうブログのコメント欄を廃している。
しかし、その後も悪質なネットユーザーにより、コメント欄が無いからか「絶許」を書かれた手紙を送りつけられてしまう。その結果彼女はブログにおいて改めて、はっきりと拒絶の意を示すことになった。
金村曉の発言として
金村曉投手(当時北海道日本ハムファイターズ所属)がトレイ・ヒルマン監督の采配に対して発した言葉。
金村は5年連続2桁勝利、6年連続規定投球回到達の記録がかかったロッテ戦で3点リードしつつも2死満塁のピンチを迎えたため、ヒルマン監督は選手交代を命じる。金村はその後の登板予定がなかったため、この交代により9勝6敗、投球回数134回2/3(規定に1回1/3不足)の成績が確定し、連続記録は途切れる結果となった。試合後、金村は「絶対に許さない。外国人の監督だから個人の記録は関係ないのでしょう。顔も見たくない」と発言。この発言が元でプレーオフ終了まで出場停止などの懲罰を受けることとなり、翌年に金村は阪神タイガースへ不可解なトレードなど野球人生を大きく狂わせてしまうことになった。
その後2ちゃんねる(特に野球関連板)にて定型文「絶対に許さない。顔も見たくない」として定着。近年では単に「絶対に許さない」と使われることも多いが、前述の通り、ネタ的なものからぐう畜などの本当に許されざる存在まで守備範囲は広い。
こちらの略は「絶許顔見」など。