フルネームはシドルファス・オルランドゥ。通り名は『雷神シド』。
『FFT』における「シド」であり、そしておそらくファイナルファンタジー史上最強のシド。
概要
ホーリーナイトの「聖剣技」、ダークナイトの『暗黒剣』、ディバインナイトの「剛剣」をすべて含む「全剣技」を持ち、基本能力も図抜けて高い。
おまけに全武器中でも屈指の性能を誇るエクスカリバー(聖属性強化+吸収・永久ヘイスト)を初期装備とする。こんな強い人物がいきなり倍速で動けてしまう。
その強さは敵と一緒にゲームバランスも粉砕する。
その強さを下げようにも、基礎能力が高いために市販装備に変えてもほとんど弱体化せず、成長率も高いために出撃を重ねればさらに強化される。
まさに問答無用のバランスブレイカーである。
ぶっちゃけゲームの終盤はオルランドゥ無双。
もっとも、混乱や魅了といった状態異常の対策をしていないとその有り余る力を味方に向けるようになる為、一転して地獄絵図となる。
ラムザの父である“天騎士”バルバネスとは親友同士で、50年戦争において共に無双を繰り広げ“雷神”シドと謳われた。
その強さは、戦略的には完全に勝利していた鴎国に「雷神や天騎士と総力戦になったらどんな被害が出るか判らん」と躊躇わせ、形式上とは言え降伏ではなく和平を結ばせるに至ったほど。
つまり設定上でも最強のキャラであるので、バランスブレイカーなのも当然かもしれない。
こういうポジションのキャラは、仲間になると弱体化したり、そもそも仲間にならなかったり、加入条件が非常に厳しかったり、仲間になっても出撃条件が厳しかったりするのが定説だが、彼は設定通りの強さで無条件で仲間になった珍しい例である。