ルール
大まかなルールは共通しているが、世界統一ルールは存在せず団体、地域などの文化によって異なる部分があった。
現在においては多くの団体がUFCなどと共通のルールである『ユニファイドルール』を採用している。
ユニファイドルール
UFC等の多くの総合格闘技団体が採用しているルール。
試合時間
5分3R(タイトルマッチなどは5R)
反則
目突、金的、頭突き、垂直に撃ち落とす肘打ち、指で首を絞める行為、口腔内などの粘膜への攻撃、頭から垂直に落とす投げ技(パイルドライバーなど)、過剰な挑発行為、相手が足の裏以外をマットについている状態での頭部、顔面への蹴り技、脊髄を対象とした攻撃、指、コスチューム、金網を手でつかむ行為、テストステロンなどパフォーマンス向上薬物の使用・・・等
(なお初期のUFCにおいては総合格闘技の概念自体があいまいだったため、金的攻撃や頭突きなども有効だった。加えてレフェリーもストップのタイミングを掴めておらず、タップアウトの存在すら知らないものまで居たためきわめて危険な状態だった。)
勝敗
打撃や投げ技によりレフェリーが試合続行不可能として止める(T)KO、関節技、絞め技、あるいは倒れた状態での打撃に対したギブアップによる一本、その他ドクターやセコンドが試合続行不可能とするTKO、判定によって勝敗が分けられる。(判定基準はジャッジのバックボーンや嗜好も反映されてしまう為、優位と思われた選手が敗れる事も少なくない※)
試合場
八角形(UFCなど)六角形(ストライクフォースなど)円形(ベラトールなど)などの金網のケージで行われるが、日本などではリングで行われることが多い。その他日本のDREAMでは金網ではなく特殊なネットを使用した六角形のケージ、その他の団体やイベントでも八角形のリングや金網やロープのない舞台が使用されたこともあるらしい。
選手のコスチューム
団体によって構造は若干異なるもののオープンフィンガーグローブの着用が義務付けられる(初期のUFCにおいては素手が主流で、片方だけボクシンググローブをつけた選手もいた)。基本的に北米等では上半身は裸、下半身は丈の短いトランクスかスパッツを着用する。一方日本は団体によって差異はあるがレスリングタイツ、各競技の胴着、レスリングシューズ、ロングスパッツ、レガースなどの着用も許可されている。
※北米ではレスリングやボクシングの経験者が多いせいか、ローキックや柔術のバックキープ、ガードワークからのサブミッションがポイントになりにくい傾向がある
アマチュア
現在アマチュアの大会は日本では主にdeep、パンクラス、修斗がアマチュア大会を開催している。また、着衣で行われるという違いはあるが日本拳法や空道も総合格闘技の体をなしたアマチュア競技と言える。
Pixiv上での扱い
試合の様子を描いたものだけでなく、有名選手のファンアートにもこのタグがつけられる。筋肉娘との親和性も高い。
また相手を痛めつけ、打倒する性質の競技であるためリョナの要素を含むイラスト、さらには局部の露出や性行為を伴うなどキャットファイトとの境界線が曖昧なものも存在する。