(CV:前田玲奈)
概要
「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」の登場人物。
本作の世界では希少種とされる「魔人族」で、山羊のようにねじれた角が特徴。
〈妖婦〉の通り名を持つ魔術師であり、魔術師の最高峰である〈魔王〉候補に数えられる実力を持っている。
魔術の師匠は〈魔王〉の一人であるオリアス。
ザガンの配下になってからは、作中の日常面(コメディ)でトラブルを多々起こし、本人曰く「腐れ縁」のキメリエス、主のザガンや師匠のオリアスにまで負担をかけるトラブルメーカーを担う。
一方、自分がキメリエスとの関係性で弄られる事には耐性がない。
古めかしい言い回しと恐ろしげな見た目や異名に反して、非常に面倒見のいい好人物。
…ではあるのだが、無類の可愛いもの好きであり、万物を愛でることに関して全身全霊を捧げている困ったおばあちゃんでもある。
料理が得意らしく、気に入った相手には自作の手作り菓子を振る舞うこともある。
本作の在り方を象徴するとも言える言葉『愛で力(めでりょく)』を提唱しており、可愛らしいものや他人の微笑ましい恋愛沙汰を目ざとく見つけては、「ナイス愛で力」の決め台詞と共に恥も外聞もかなぐり捨てて悶える始末。なおゴメリはこの言葉を師匠から教わった物としていたが、それをザガンが敵対中のオリアスに問いただした所、本人は初耳だったらしく事態を察して平謝りした。ゴメリが嘘をついていたらしい。
この愛で力という概念一見すると単なるギャグもしくはラブコメ要素にも見えるが、実際には「他者を愛し思いやることの大切さ」を表した単語であり、作中のキャラは誰しもが、いかなる形であれ他者への愛を見せていること、また「千年を生きる魔術師も孤独には耐えられない」という台詞もあって作中で重要な概念として扱われている面もある。考えてみれば作品タイトルに「愛でる」が入っている時点で当然ではあるが…。
能力
「不老不死」を研究している魔術師とあって、肉体年齢を操作する魔術に長けており、幼女から老婆まで自由自在に変わる。
戦闘面では相手を塵にする強力な魔人族特有の魔眼、「バロールの魔眼」で戦う。
余談
名前の由来は、ソロモン72柱の56番目の悪魔であるグレモリー(ゴモリー)。