概要
コミックファイアで連載されている漫画作品で、ライトノベル「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」のスピンオフ作品。正式名称は「悪友の俺がポンコツ騎士を見てられないんだが、どう世話を焼きゃいい? ~まどめ外伝~」。
作画は「とんでもスキルで異世界放浪メシ」のスピンオフ漫画も描く双葉ももが担当。原作:手島史詞、キャラクター原案:COMTA、構成:板垣ハコ。
本編のメインキャラクターであるバルバロスとシャスティルを中心に、本編では語られなかった教会内部のトラブルや魔術師の実態などが描かれる。
本作の時間軸は夜会編(原作3巻、コミックス25話~35話)と里帰り編(原作4巻、コミックス36話~50話)の幕間となるが、好評につき現在では、里帰り編後~キメラ編前(原作5巻、コミックス51話~)のエピソードも描かれている。
あらすじ
《煉獄》の魔術師・バルバロスは悪友のザガンに頼まれ、魔術書と引き換えに聖騎士・シャスティルを影から見守ることになるが、あまりにもポンコツすぎる彼女を護衛していくうちにバルバロスに心境の変化が……⁉
これは聖なる乙女の影で人知れず紡がれる、ある魔術師の物語。
登場人物
メインキャラクター
バルバロス
本作の主人公を務める、《煉獄》の通り名を持つ凄腕の魔術師。
護衛対象であるシャスティルのポンコツぶりに頭を痛めている一方、本作開始時点で自覚のないままシャスティルに好意を抱いている。
シャスティル・リルクヴィスト
本作のヒロインで、最年少で聖剣「アズラエル」に選ばれた聖騎士の少女。17歳。《聖剣の乙女》の異名で知られる。
度々自身のポンコツさからトラブルを起こしてはバルバロスに助けられており、バルバロスを信頼している。
レイチェル
キュアノエイデスの教会支部に新しく配属された見習いシスター。鼻周りのそばかすが特徴。
バルバロスとシャスティルの関係を偶然知ったのを切っ掛けに(少し発想が飛躍しすぎだが)、度々鼻血を出しながら彼らを取り巻く騒動から教会(と推し)の安寧を守るために奔走する。
本作の狂言回しであり、後に本編にも逆輸入された。
魔術師たち
シャックス
〈魔王〉ビフロンスの夜会後にザガンの配下となった医療魔術師。
本編の本格的な活躍より先んじて登場しており、バルバロスと酒を酌み交わしながら情報交換を行った。
ウェパル
元〈魔王〉候補の魔術師の一人で、《激震》の通り名を持つ凄腕の魔術師。
女と見まがうばかりの美形だが、れっきとした男性。魔力を高める儀式の一環で、常に瞳を閉じている。
教会関係者
ヨーナス司祭
キュアノエイデスに最近派遣された司祭。
成金趣味ではあるが、子煩悩な一面も持っており、エスリーンという娘を大事にしている。
シャスティルを始末することで教会のトップに立とうとする野心を抱いている。
テレジア司祭
キュアノエイデス内務の司祭の一人。日中は外回りが多く、貧民街の救済に回っている。
ゲオルグ
キュアノエイデスに増員として派遣された聖騎士の一人で、増員組のリーダー格。
ある理由からシャスティルを貶めようとしていた。
リチャード
本編より先駆けての登場となった聖騎士のひとりで、レイチェルの兄。
何故か鼻血を出しながら信仰を語るレイチェルに不安を覚えている。