ラーファエル・ヒュランデル
らーふぁえるひゅらんでる
CV:稲田徹
「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」の登場人物。
コミック5巻の人物紹介によると年齢は50歳、身長は190㎝。髪や口髭は白い。眉間から左の頬にかけて大きな傷が出来ており、厳めしい面構えで笑みを浮かべられた日には、人によっては気絶するほどの恐怖を与える。
魔術師と敵対関係にある聖騎士の中でも魔術師討伐数の史上最多記録保持者であり、〈魔術師狩り〉の通り名を持つ。
3日に1人は魔術師を殺害しており、教会の誇張を除いても討伐数499人と聖騎士で最多を誇る“最恐”の聖剣所持者。
一方で、教会の教えでは禁じられているにもかかわらず「竜を殺し喰らった」という噂や、教会内部で独自の勢力を作っているという悪評も流れている。
〈魔王〉討伐の意に反したというシャスティル・リルクヴィストの噂を聞きつけたことで、彼女が所属するキュアノアイデスを訪ね対峙する。
自身に対し物怖じしないシャスティルと一触即発の空気となるが、枢機卿のクラヴェルが割って入ったためにその場での戦闘は避けられる。
シャスティルが生きている限りは聖剣が次の所持者を選ぶことはないため、無駄な剥奪の処罰を取り止めるようにクラヴェルを恫喝、シャスティルのもとに剥奪された聖剣が戻ったのを見届けるとその場を去っていった。
次に、酒場で情報交換していた〈魔王〉ザガンとバルバロスの前に姿を見せた。
バルバロスからの事前の触れ込みからザガンも警戒していたが、何故か戦意を見せず会話を続け、シャスティルとザガンに繋がりがあることを把握。
ザガンにシャスティルが〈魔王〉討伐に異を唱えたことを伝えたところ、ザガンがシャスティルに手を出さないよう警告を受けるが、なぜか笑いながらその場を去った。
次に姿を見せたのは、先代〈魔王〉マルコシアスの魔王殿。
ザガンの元を離れたウォルフォレと遭遇し、激昂する彼女に突如襲いかかられる。条件反射で首を斬り落とそうとするが、バルバロスの協力で駆け付けたザガンに止められ、そのまま戦闘となる。
魔術を無効化する聖剣の力も止めるザガンの新しい術「天鱗」によって攻撃をしのがれ、逆にザガンの拳により深手を追うが、竜を喰らったことで身に着けた再生力で立ち上がり、戦闘を続けようとする。
その中で、フォルからラーファエルが喰らった「賢竜オロバス」が彼女の父だったことを知ると、ザガンの不意を突き彼女に斬りかかろうとするが、最終的に駆けつけたシャスティルに止められ、遂に力尽き崩れ落ちる。
観念して首を差し出そうとするも、彼の行動に見られる不可解な点をザガンに指摘され……。