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野猿(はめふら)の編集履歴

2020-05-10 02:07:29 バージョン

野猿(はめふら)

のざる

小説『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の登場人物の愛称(あだ名)である。

概要

本作の主人公カタリナ・クラエスの前世である、日本人の女子高校生(享年17)。


プロフィール

出演作品乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
性別女性
誕生日
出身地日本
身長
体重
特技木登り、魚釣り
好きなものゲーム
嫌いなもの

人物像

名前

「野猿」という呼称は小学校時代の同級生により付けられたあだ名であり(後述)、本名は文庫版第9巻の時点では判明していない。一部の読者の間では「野猿」がカタリナの前世を指す通称になっており、作品の略称としても用いられる場合もある。


容姿

容姿は本人曰く「母親譲りの狸顔で、お世辞にも美人とは言えない」。コミカライズ版では、やや童顔で眉が太めな愛嬌のある顔立ちで、髪型は癖毛が頑固なショートボブ、髪色は父と同色であると描写されている。


家族構成

サラリーマンの父、パート主婦の母、社会人の長兄、大学生の次兄がおり、自身は長女(末っ子)だった。2人の兄は大雑把な性格で、妹の世話を焼くようなタイプではなく、常に「俺達の後に付いて来たければ勝手に付いて来い」という自由な方針であり、彼女が落ち込んでいても「とりあえずプロレス技でも掛ければ元気になるだろう」という考えの持ち主でもあった。末っ子だったため妹か弟を欲しがっていて、小さい頃は母に何度お願いする位だったが「もう無理」と冷たくあしらわれている。転生後、その願いは叶った。


母方の実家は農家で、昼ドラとイケメンの大好きな祖母(CV佐藤はな)が狸の野菜泥棒に悩まされつつもキュウリなどを育てていて、子供の頃は長期休暇中に労働力として狩り出されていた。もっとも、当時は朝顔ヘチマの面倒も見られない位に世話下手で作物を枯らすことから「基本的に手伝いはしなくてもいい」と固く言われていた。


性格

基本的には転生後とあまり変わらない。


興味が無いことには打ち込めない性格で、終わったらいらない記憶は消してしまおうという質なので、勉強がからっきし苦手である。一生懸命に取り組んだ際には一つのことに集中し過ぎて他が疎かになる一面があり、危機感が薄く夢中になると大事なことをすぐに忘れてしまう悪癖は通知表でも指摘されている。調子に乗る癖やどんなに怒られてもだいたい翌日には忘れてしまうというある意味で羨ましい能力も持つ。面倒臭がりでもあり、また親からは『ずうずうしいところがある』と叱られてもいた。 兄同様大雑把な性格で根は単純なので、思っていたことが顔に出てしまったり、考えていたことをつい口にしてしまうことも多い。


上記のように二人の兄の教育(?)方針により腕白小僧のような高い行動力の持ち主で、特に小学生の頃は生傷が絶えず、縫うような傷も何度か負っており、母から「女の子なのに」と嘆かれていた。木登りと魚釣りが得意。虫取り遊びもやっていて、ヘビを素手で掴め、ミミズを見るのも平気である。小学生時代は木を飛び移っていただけあって運動は得意だが、リズム感はあまり備わっていない。手先はかなり不器用。料理の腕前は壊滅的で、調理実習時には後片付けばかりをさせられていた。


彼女が普段遊んでいる山には一時期「あの山には巨大な猿がいる」という噂が流れたことがあり、小学生の頃からの友達には「野猿」呼ばわりされていた。動物にも猿扱いされているらしく、動物園や猿山の猿に人気がある一方で、犬からは徹底的に嫌われており、よく吠えられたり追いかけまわされている。正しく犬猿の仲なのだが、苦手に感じたり天敵扱いしたりしつつも動物好きではある。


残念なところは多く、作中でも両親や教師などから問題児扱いされているが、朗らかな人柄でコロコロ変わる表情は見応えがあり、一緒にいると楽しく感じられる女性である。上辺だけの話で誰かを貶めることは無く、自分が見聞きした上で信用したり、素直で偽りの無い気持ちを伝えることが多いので、人から好かれ易い。人と親しくなるのが早く、優しくて良い人によく出会うことが多いが、これについて本人は単に運が良いだけだと思っている。


経歴

中学生になった頃までは前述の通り山で遊ぶ野猿生活をしていたが、親友の佐々木敦子と出会い仲良くなったことが転機となる。敦子からアニメやゲームといったオタク趣味を教えられ、昔程には野山をかけずり回らなくなった。公立高校合格のお祝いで両親からゲーム機を購入して貰い、乙女ゲームへどっぷり嵌りこむことになる。これらのことについて、敦子は野猿の両親に「猿を人間にしてくれてありがとう」という何とも言えない感謝をされている。


ただし、「大金を渡したらすぐ無駄に使ってしまう」と両親に判断されており、お年玉は強制的に貯金へと回され、決まったお小遣いも貰っていなかったため、趣味に費やすオタク資金は敦子と一緒にアルバイトして調達していた。ファミレスでウェイトレスをしていた時は店長から「いい戦力だよ」と認められる程だった。


高校2年生になったある日、新作の乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』を購入。寝る間を惜しみ、何度も学校に遅刻して大目玉をくらいながらも攻略に励む。キースルートとアランルートを攻略した後にジオルドルートを攻略しようとしたが、これが思いのほか難しく、やっとの思いで攻略して眠ったのは朝方だった。当然、寝坊した彼女は大慌てで中学校時代から愛用する自転車に乗って学校へ向かったが、下り坂でペダルを漕ぎ過ぎて交通過多の大通りに突っ込んでしまい死亡した(つまり死亡の遠因はジオルドというよりカタリナということになる)。


このため、ニコルルートと隠し攻略対象ルート、逆ハーレムルートはプレイしておらず、その知識も中途半端にしか持っていない。当然、彼女の死後に発売された続編『FORTUNE・LOVER Ⅱ 〜魔法省の恋〜』はその存在自体を知らない(敦子はこれらのルートや続編を攻略またはプレイしている)。


ちなみに、生前の回想シーンによると、攻略本を持っている敦子とは異なり、まだプレイしていないルートについてのネタバレは極力避けるようにしており、ニコルルートと隠し攻略対象ルートについて敦子からシナリオの展開を先に言われた時は「ネタバレ禁止!」と言って止めている。


関連タグ

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

カタリナ・クラエス(転生後の姿)

佐々木敦子(親友)

笠原郁 - 行動パターンが類似しているキャラ

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