デザイン担当:大河原邦男
概要
カザミが使用する改造ガンプラ。
ベース元は『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』に登場するMS、インフィニットジャスティスガンダムで、騎士ガンダム風にアレンジを加えている。
名の由来は恐らく、インフィニットジャスティスガンダムに当初予定されていた名称だったナイトジャスティスガンダムと思われる。
カザミの「ヒーローごっこがやりたかった」という前提で改造されたため、SEED系MSに本来搭載されている大気圏突入能力はない。
また、ベース機に比して武装が大幅に削減されており、ガンプラの表面処理や合わせ目処理もあまりしていないため、水圧による損傷が発生するなど、あくまでも見た目と扱いやすさに重点を置いたチューンが施されていることが分かる。
完成度自体は高いのだがビルダーの実力不足など様々な要因が重なり、1話から不遇を通り越しギャグ要因としての扱いを受けている。
が、第7話にて多勢に無勢により武装を丸々はがされ窮地に立たされ戦意を喪失しかけたところ、カザミと共に覚醒・・・いや、境地に至った。
完成度自体は高く素の装甲はかなり頑丈という特性を持つためか、なんと殴り合いの方がすごく強かったのである。(騎士じゃあなくて武闘家よりだった)
確かに鎧を着込んでまで武器の扱いに翻弄されるより、そのまま体術に持ちこんだ方が強そうなのはなんとなく想像できる。しかし、まさか本当にそっちの方が強いとは誰も想像しておらず、視聴者達からは「Gガン系のガンプラに乗れ」と言われるほど。第9話では(本来のサイズよりも小さいとはいえ)メイのウォドムポッドを支え、共にエルドラシーブルートを引き上げたことからも、完成度は本当に高いことが伺える。
ちなみにその設計コンセプトはカザミが憧れているキャプテン・ジオンからも密かにリスペクトされており、(勝手に)相方(という脳内設定)のMSを製作されている。
もうひとつのビルドダイバーズとして仲間達と共に戦ううちにカザミが成長していった事、特にシーズン2ではカザミ自身が命をかけて戦う覚悟を決めた事でファイターとして一皮剥けており、自分が今どうするべきかを実直に考えるようになったことで、武器もしっかり活かしつつ一戦力として立派に活躍するようになっていった。12話と18話の活躍は必見。
装備
ライテイショットランサー
ジャステイスナイトのメインウェポン。
デッサ系のMSに採用されているショットランサーをベースにしている実体槍。ビームガンが内臓されている他ランスの先端を発射することが可能。
ガラティン ロングソード
左腰に下げている実体剣。鞘に納刀されており、使用時に抜刀する。
見た目は装飾の施された勇者っぽさを感じさせる剣で、初期のカザミの態度などからあまり期待されていなかったが、実際の切断力はビームサーベルに匹敵する。
ガラティンとは、円卓の騎士の一人にして太陽の騎士、『ガウェイン』が愛用する剣、ガラティーンが由来。
サークルシールド
左腕に装備している丸型の盾。シーズン2では当初は転移が不十分だったためカザミがお守り代わりとしてメイに貸していた。
やたらと頑丈な事が強調されており、他の要因との組み合わせの結果とはいえ絶体絶命の攻撃を防ぎ切ってカザミ自身や仲間の命を幾度となく救っている傑作のひとつ。
だが18話にて敵の猛攻をどうにか防ぎ切りつつも、出力も勢いも増加した攻撃を受け続け、最後の最後でとうとう完全に破壊されてしまった。
ナイトウイング
ジャスティスナイトに飛行能力を付与するサポートユニット。ライテイショットランサーとサークルシールドを組み合わせることでサポートマシンとして活躍させることができる。
立体物
1/144スケールでHGBD:Rシリーズにてラインナップ。劇中同様の装備が同梱されており、アクションも取らせることが可能。完全新規キットでポリキャップ未使用商品である。
また、ショットランサー、サークルシールド、背部マント(及び接続パーツ)は「インジャスティスウェポンズ」の名義でティターンズ風のダークカラーへ色変更され単体のオプションセットとして販売されている。
更に、一部ランナータグが「インフィニットジャスティス」になっている所から、HGCEインフィニットジャスティスガンダム発売のフラグが伺えたが、後に2020年5月に発売が決定した。