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冨岡義勇外伝の編集履歴

2020-05-26 02:52:32 バージョン

冨岡義勇外伝

とみおかぎゆうがいでん

「冨岡義勇外伝」とは、『鬼滅の刃』の公式短編外伝である。

打ちて尚、凪ぐ――



概要

正式名称は『鬼滅の刃 冨岡義勇外伝』であり、漫画「鬼滅の刃」のスピンオフ。

アニメ版の放送開始に合わせ、週刊少年ジャンプ2019年18号と19号にて連載された短編。

その名の通り冨岡義勇が主人公で、とある鬼に纏わる事件の物語である。

時系列的には、彼が竈門炭治郎と禰豆子と最初に出会った少し後から那田蜘蛛山編の間の話である。



ストーリー

鬼殺隊として日夜、の討伐をこなす冨岡義勇

そこへ鎹鴉がやってきて、北の雪山で鬼の被害が出ているから討伐へ向かうように伝令される。


目的地である雪山にある北の宿場。そこには、非番である胡蝶しのぶが薬屋に材料を仕入れに来ており、村人たちから「人食い熊」の話を聞いていた。

その時、外から怒鳴るような声が聞こえてきたため様子を見ると、猟銃を持った若い女性が村の人達から叱られていた。

しかし、その女性も負けない剣幕で大人達に抵抗しており、意地でも山に向かおうとする。

しのぶは村人からその女性の名前「八重」と、彼女が親の仇をとるために山で人食い熊を撃とうとすることを聞いた。


八重はいつも通り制止を聞かずに山に向かおうとするが、村に到着した義勇によって後ろから猟銃の先端をつかまれる。

当初は八重も殴り倒そうとしたが簡単に受け止められてしまう。


仕方なく八重は事件の重要参考人として彼女に話を聞きに来た義勇に当時の話をするのだった。

彼女の話によると、襲ってきたのは鬼ではなく熊であったという。

しかし、義勇は「何故彼女が熊に対する仇討ちをわざわざ夜に一人で行うか」を怪しく思い、更に問い詰めるが八重はバツが悪そうに去っていった。


その夜、彼女は相棒の犬「タロ」と共に雪山へと入っていった。

先行するタロがやたらと吠えるため、向かっていると途中で鳴き声が止まった。

そして、目の前に胴体から切り離されたタロの頭部が飛んできた。

嫌な予感を抱きながら奥へ向かうと、そこにはタロの胴体を貪る鬼となった彼女の父親がいた。


信じたくなかったが、見てしまった以上自ら引導を渡すため彼の頭部めがけて発砲した。

弾が命中したものの、撃たれたことなど意に介さず凄まじいスピードで彼女に向かってきて馬乗りになった。


するとそのタイミングで義勇としのぶが到着し、彼女の父親の手を切り落として救出した。



鬼殺隊の柱として任務にあたる二人だが、八重はかつてその鬼は父親であったため、義勇達を止めようをする。

しかし、鬼は攻撃を仕掛けてきており、義勇達も応戦した。

そして、水の呼吸「肆の型 打ち潮」で鬼…八重の父親の首を切り落とした。

切り落とされた首は八重の方を向いて何かをつぶやいて消えてしまった。


戦いが終わったことに安堵する義勇としのぶだったが、家族をすべて亡くしたことで絶望感から銃を自身に向けて自害をしようとしていた。

しのぶが止めに入ろうとしていたが間に合いそうにない。

…しかし、八重の父親の血が金具に付着して固まってしまって銃が作動しなったため、引き金が引かれることがなかった。


自暴自棄になっていた彼女だったが、義勇は討伐時に彼女の父親が最期に遺した言葉…「生きろ」ということを伝える。



場面は変わり、戦いが終わった義勇としのぶは食堂にきていた。

しのぶ曰く、義勇は以前はもっと冷たい何事にも興味を示さない人間だと思っていたが今回の事件での八重への彼なりの気遣いを取られていたことに対して、「変わった」と驚いていた。


一方の義勇は炭治郎と禰豆子に会った時のことを思い出しており、「禰豆子は人を喰わない」という炭治郎の言葉に強く打たれて信じて見逃すことにしたが、果たしてその選択肢が正しかったのか悩んでいた。

しかし、師匠である鱗滝左近次がかつて自分に言った言葉「心を常に、水面のように静かに穏やかに保て」という言葉を思い出してその言葉に従って心の揺らぎを止めた。

鬼殺隊のトップである柱…水柱の心は何があっても揺らいではいけないのだ…と。


確かに竈門兄妹と出会ったことで心境は変わってしまったかもしれないが、彼自身は何も揺らがない。


しのぶは何ともいえない表情で義勇の顔を眺めるが…そこに彼の好物である鮭大根が運ばれてきた。

その鮭大根を目の前にした彼は輝かんばかりの表情の綻びを見せたため、大将と共にドン引いていた。




登場人物


この物語の主人公であり、鬼殺隊の水柱。

鬼殺隊のトップである「」の一人で実力は申し分ないが、常に無表情なことと口下手が災いして対人関係に難あり。



鬼殺隊の蟲柱であり、蝶屋敷で医者のようなこともやっている女性。

元々非番だったが薬の材料を仕入れに来た村で、偶然にも義勇が事件の犯人と勘違いをされているところを発見し、村人達の誤解を解いたことをきっかけに事件の解決に付き合うことになる。


  • 八重

本エピソードのヒロイン。

義勇としのぶが向かった村で出会ったマタギ見習の女性であり、勝気な性格。

人食い熊を親の仇として追い続けている。



余談

  • 本漫画担当の平野稜二はかつて週刊少年ジャンプ内で「ボウズビーツ」という漫画を連載していた他、鬼滅の刃のアニメの放送後に更新された漫画「きめつのあいま」を連載していた。
  • 当エピソードは現時点では単行本には収録されておらず、該当するジャンプ本誌(18号・19号)を手に入れるか「ジャンプ+」でバックナンバーを購入しないと読めない。


関連タグ

鬼滅の刃 冨岡義勇

煉獄杏寿郎外伝(公式スピンオフ漫画第二弾)

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