概要
ストーリーの展開において、「この先どうなるのか」という不安と緊張感を与えて観客・読者を惹きつける手法。また、その手法が大きく使われている作品の総称。
この手法は、ミステリー(推理もの)、ホラー、アクションものなどに用いられる事が多い。
ミステリーと混同されやすいが、ミステリーが推理を楽しむ物であるのに対して、「サスペンス」は緊張感(ハラハラドキドキ)を楽しむところに重きを置いている。そのため、整合性のある真相が得られるとは限らない。
わかりやすい例として、冒頭の方で、犯人と犯行過程などが読者・視聴者にわかる作品(倒叙もの)は、サスペンスに分類される。
また、サスペンスの中でも犯罪を扱っている物はクライム・サスペンスと呼ばれる。
代表的な作品は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎シリーズ」。冒頭で事件の犯人やトリックが視聴者にはわかっている状態で、探偵役が犯人を追い詰めていく。
語源
「宙吊りになったように、あっちにいったりこっちにいったりして、不安定でハラハラさせる状態」を指す事からだと言われている。
関連タグ
アルフレッド・ヒッチコック サスペンス界の大御所である映画監督。
サスペンダー … 語源を同じくする言葉