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TOYOTA_GAZOO_Racingの編集履歴

2020-06-14 19:30:44 バージョン

TOYOTA_GAZOO_Racing

とよたがずーれーしんぐ

2015年に正式に発足した、トヨタ自動車のモータースポーツ部門。略称は「TGR」。

概要

①自身もレーシングドライバーとしてビッグレースに参戦する社長・豊田章男(モリゾウ)が掲げる、「もっといいクルマづくり」の一環である点、②市販車への還元(=利益を出す)により持続的なモータースポーツ活動を狙っている、という市販車を強く意識している点が、従来のトヨタのレース活動との大きな特徴である。

社内カンパニーの「GRカンパニー」がレース活動の統括をしている。


ワークスチームは赤・白・黒の3色を基調としており、このカラーリングでWRCWECダカールラリーニュルブルクリンク24時間レース・全日本ラリーなどに参戦している。

このうちニュルは勝つことではなく車両の開発が目的で、過去にもLFAC-HR、LC F(未発売)などのプロトタイプ車両で参戦している。


2007年にニュルブルクリンク24時間で人とクルマを鍛えることを主目的に、豊田章男を筆頭とする社内の有志で立ち上げた「Team GAZOO」を源流に持つ(GAZOOとは営業担当時代の豊田章男が立ち上げたポータルサイトのことである)。もともとは、スーパーカーのLFAの開発を行ったり、市販車ではチューニングカーの「G's」と「GRMN」シリーズを展開していた。

2015年にはトヨタのワークスチームもGAZOO Racingを名乗り、2017年にはGRカンパニーが設立されて現在に至っている。

なおかつてはレクサスもGAZOO Racingを名乗っていたが、2020年以降はブランド戦略の観点から消滅している。


GRブランド車

2017年からGRカンパニーは、TOYOTA GAZOO Racingの活動のフィードバックを盛り込んだ「GR」というスポーツカーブランドを展開している。元々GAZOO Racingが展開していたG'sを廃し、チューニングの度合いでGRMN/GR/GR SPORTというピラミッド構造に分けられている。このうちGRとGR SPORTは足回りや剛性の強化程度だが、GRMNは限定生産故にロータスがチューニングしたスーチャー付きエンジンを搭載するヴィッツ、というトチ狂ったマシンも発売される。


発表時はトヨタ車をカスタムするだけのただのチューニングカーブランドであったため、「今までどおりのTRDで良かっただろ」という声もあったが、両ブランドの最大の違いは、TRDは子会社のブランドであり、GRはトヨタ自動車としてのプロジェクトである点にある。

多くのトヨタのレーシングカー・エンジンや公式チューニングパーツをTRDが開発しているのは事実だが、TRD以外が手がける場合(欧州のTMGや東富士の凄腕技能養成部など)も多々あるため、統一したブランドがあったほうが良いのも確かであった。


後にブランド専用車のGRスープラGRヤリスが登場し、「GR PART」「GR Garage」「GR-FOUR」「GR FACTORY」といったGRブランドを掲げる公式アフターパーツ・ショップ・機構・生産方式もそれぞれ登場しており、今やすっかりGRの方が通りが良くなってきている感じがある。


関連イラスト

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関連項目

トヨタ GRヤリス

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