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編集者:ChouJ1685
編集内容:鬼(鬼滅の刃)、柱(鬼滅の刃)、火雷神、霹靂一閃をタグ化しました。

桑島慈悟郎

くわじまじごろう

漫画・アニメ『鬼滅の刃』の登場人物。主要人物の一人・我妻善逸の師匠(メイン画像左側の人物)。

「泣いていい 逃げてもいい ただ諦めるな」

CV:千葉繁

概要

鬼殺隊において隊士を育てる『育手』の一人。元・鳴柱(※)であり、主人公・竈門炭治郎の同期である我妻善逸の師匠である。当初は名前が解らなかったが、小説版において判明した。

全集中の呼吸の基礎となる五大流派の一つ雷の呼吸の使い手で、立派な鬚を生やし左頬にジャンプの某人気漫画主人公のような傷跡がある。35歳の時にとの戦闘で片足を失いを引退したため、左足が義足である。

人物

非常に厳しく、修行で泣き言を叫びながら逃げ回る善逸を何度も捕まえては殴って怒鳴りつけて叱り、炭治郎の師である鱗滝左近次並の超スパルタ修練を課す、まさに雷オヤジを絵に描いたような人物(外見もそのイメージと思われる)。

しかし言わずもがな、それは彼に並々ならない資質があることを見抜き、何より立派な鬼殺隊の隊士になってほしいという愛情の裏返しである。

特にアニメ版では“アドリブ王”として名高い千葉繁氏の厳しくも何処か愛情が感じられる演技力、キレると善逸同様に“汚い高音”で叫ぶ、ドラマCD「善逸の初任務」においては怖がる善逸に抱きつかれた時に「ああん♡」と変な声を出すなどのコミカルな演技力も相成ってか、“怒鳴り散らす雷オヤジ”より“厳しくもお茶目なおじいちゃん”の様な印象が強くなっており、彼への人気は少なくない。

善逸も内心ではその事は深く察しており、キツい修行を嫌がりながらも誰もが見捨て何度も投げだそうとした自分を決して見限らず、無理矢理にでも引きずり戻し根気強く叱ってくれる彼を「爺ちゃん」と呼び大変に慕っており、本人も「師範と呼べ!!」と言いつつそう呼ばれることは満更でもない様子。

善逸が雷の呼吸で唯一会得した壱ノ型を極限まで磨き上げ、独自に発展させていったことは彼の教えに由来している。

また、本編では善逸による回想が主である為、弟子の数が少ない様にみられるが、実際には善逸以外にも複数人の剣士を育てており、少なくともその中の一名は鬼殺隊の剣士になっている。

※柱としての名称について

彼が使うのは雷の呼吸であるが、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』において、なぜか「雷柱(らいばしら)」ではなく「鳴柱(なりばしら)」と表記されており、他の柱は呼吸の流派に対応した名称であるにも関わらず、なぜ雷の呼吸だけそう表記されているのか不明で、当初はその違和感からファンの間でも様々な憶測が飛び交った。

しかし、単行本17巻にて鳴柱とは雷の呼吸の使い手が柱になった時の代々の呼び名である事が判明した(よって“鳴柱”呼びは公式であり、誤植ではなかった)。

なぜこの呼称で呼ばれているのかその由来はまだ不明だが、「雷」の語源である「神鳴り」からつけられた名称ではないかと考えられる。

以下、ネタバレ注意

鬼殺隊の剣士として善逸とその兄弟子を育てることに成功した彼は、雷の呼吸の後継者として、壱ノ型しか使えない善逸と壱ノ型だけ使えない善逸の兄弟子を二人揃って継承者にしようと考えていた。

仲が良好ではないながらも、善逸自身は兄弟子に対して敬意は払っており、慈悟郎自身も兄弟子である彼の実力は認めていた為、二人で足りないところを補ってもらおうと考えていたのである。

しかし、そんな彼の思いを裏切って兄弟子はこともあろうに命惜しさにになる

彼自身は師匠として雷の呼吸から鬼を出した責任を取り、切腹して果てた。しかも介錯もつけず、自ら喉や心臓を突いたりもしない、長い時間苦しんで死ぬという形の最期を選ぶ。それだけ彼は苦しみ、己を責めたのであった。

そして、鬼となった兄弟子の不始末をつける為に、何よりも慈悟郎の敵討ちの為に、善逸はこれまでとは違った覚悟を持って鬼との戦いに挑むことになる。

自力で辿り着いた漆ノ型によって兄弟子との因縁を切り伏せた善逸。満身創痍で朦朧とする中、彼岸に立つ亡き師匠に、善逸は兄弟子を斬ったこと、自分さえいなければ兄弟子は鬼にならなかったかもしれないこと、恩返しを生きている間にできなかったことを目を潤ませながら詫び続ける。

そんな善逸を見て、慈悟郎も目に大粒の涙を湛え、愛弟子に宛てた言葉を遺すのだった。

「善逸 お前は儂の誇りじゃ」

彼の遺骨は今や唯一の弟子である善逸に引き取られ、204話では鬼殺隊解散後に炭治郎、禰豆子伊之助と竈門家で共に暮らす事になった際に、遺骨を持って行っている。

最終回では彼の生まれ変わりと思しき老人が、鱗滝と酷似した人物と将棋を指している場面が見受けられる。

その際に遅刻しそうだとして人様の家の庭を経由していく炭彦に対し、怒りを露わにしていた。

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