概要
初登場はDQ2。以降はDQ4とDQ9以外の本編にも登場し、外伝作品の登場頻度も高い。
一部の作品では仲間を呼ぶため、効率的なレベル上げのお供としても有名。
泥の中から生まれた手だけのモンスターで中期までの作品は物質系モンスターとして扱われていたが、DQ8以降は「底なし沼に落ちた人間の苦しみによってモンスター化した」という設定になっている(それ故ゾンビ系モンスターに分類されている)。
「モンスター物語」では地中に巨大な本体があり、そこから根のように手が生えている設定だった。
主な攻撃はパンチをするような攻撃の他、同じ種類のモンスターもしくは別のモンスター(主にゴーレムなどといったパワータイプのモンスター)を呼び出す事がある。不思議のダンジョンシリーズでは移動を封じてくるほか、トルネコ3ではこちらのアイテムを奪って投げ捨てたり近くのアイテムを投げたりなどと凶悪な行動を行う。
マドハンド系のモンスター
ブラッドハンド
血で塗られた手のモンスター。一部作品では「ブラッディハンド」と呼ばれている。
一説によると処刑場の血だまりから生まれたという悍ましい由来らしい。
だいまじんなどマドハンドより強力なモンスターを呼んでくる可能性がある。
トルネコの大冒険シリーズでもハードレムラスよろしく重い一撃はもちろん規格外ともいえる耐久の高さで戦いを長引かせることに定評のあるだいまじんを呼んでくる他、なんと部屋にいるトルネコを引き寄せて足を掴むというフィアーラビもびっくりな極悪特技を使ってくる。
少年ヤンガスでは例の極悪特技はオミットされた(そもそも足を掴まなくなったと個性がなくなった気がする…しかしなんと歩行能力を得てしまった)が、やはり仲間呼びは脅威であり、野放しにするとプチモンスターハウス化もあり得る(マップで見るとみるみる赤い点が増えていく)ので、やはり可及的速やかに処理したい。
配合には「ブレッドハンド」が必要と、ダジャレ染みたものになっており、落としやすくなるパンの原料由来か、なんと植物族に設定されている。
メタルハンド
GBC版DQ3とDQ11に登場し、マドハンド同様同種の仲間を呼ぶ。
DQ3はクリア後の隠しダンジョンにのみ出現と時期が遅め。
DQ11ではメタル系スライムとほぼ同じ性質(確率で逃げる、高経験値、高防御、低HP、多くの属性攻撃と状態異常系攻撃を無効)を持ったモンスターとして登場し、ザキ系の呪文を使用する。
ブラックハンド
『モンスターパレード』に登場した黒い手のモンスター。
名誉も金も権力も愛もなにもかも掴もうとした強欲な人間のなれの果てらしい。
ギガハンド
『テリーのワンダーランド3D』に登場した、超巨大なマドハンド。
マドハンドが合体した姿であり、日照りにあうとバラバラになってしまうらしい。
因みに攻撃をする時に下の人(?)を確認することができる。
テリワン3Dでは1回しか行動できない代わりに全モンスター中ナンバー1(!)の凄まじいステータス合計を誇っていたが、「イルとルカの不思議なふしぎな鍵」ではかなり弱体化してしまった。