ギーゴン
ぎーごん
ギーゴンは、『ウルトラマンA』に登場する超獣である。
概要
第51話「命を吸う音」に登場。
バイオリニストだった父親のようにしようとした母親(演:蔵悦子)のスパルタ教育に悩み、叩き壊そうとした春夫少年(演:田中秀門)のバイオリンに憑依。
その後は春夫を始めとする自らを演奏した人間に美しい音色を聞かせ、魂を吸収した。
武器としては、頭部から放つ緑色金縛り光線と、体を震わせて出す脳波破壊音「デスサウンド」を持つ。弱点は弦楽器の命とも言うべき弦。
TACに正体を見破られ、上述の通りに魂を吸収し続けて、バイオリンのまま巨大化し、TACの攻撃で撃墜されたことで超獣化。
春夫の母親の「春夫を、父親のようなバイオリニストにしたい」という執念がエネルギーとなっており、そのためかギーゴンがダメージを受けた時に彼女も苦しんでいる描写があった。その執念は異常と言うレベルであり、野球をやりたがる春夫少年にレッスンを無理強いさせるだけでなく、周囲に甚大な被害が出ているにも関わらず、バイオリンに傷が付くことを恐れて北斗からタックガンを取り上げていた。事件解決後は改心している為、ギーゴンが彼女の欲望を肥大化させていたとも考えられるが、スパルタ具合はギーゴンの事件が起こる前から異常だったので擁護のしようがない。
正体を現した後のAとの戦いでは、上述の武器でAを一時は気を失うほど追い詰めたが、緑色の太陽光を浴びて復活したAに胸にある3つの弦を切られて弱体化し、最期はメタリウム光線を受けて絶命した。ギーゴンの死後、吸収していた魂は音符となって元の持ち主へと帰って行った。