データ
別名: | スーパー必殺怪獣 |
---|---|
身長: | 68m |
体重: | 7万2千t |
概要
第27話「怪獣ゲーム」で登場。
「怪獣コロシアム」で優勝した太一少年の怪獣のデータを元に、チェーン星人レフトの手によって実体化した怪獣。コントロールはチェーン星人に洗脳された太一少年がゲーム機を通じて行う。
当初は赤いティラノサウルスを思わせる形態だったが、ゾウのデータを捕食した事で棘状の鱗が生えた第二形態へと変化し、レベル99となったデマゴーグは怪獣トーナメントの出場資格を獲得し、対戦相手の怪獣を食らってパワーアップを繰り返しながらトーナメントを勝ち上がっていった。
そして決勝戦でグロッシーナⅡを激闘の末に倒して捕食し、優勝を果たし最終形態へと変化した。
レフトに「最高傑作」と評されるほどの力を持ち、鋭い牙や怪力の他に「サタンゴーグテール」と言う尻尾で敵を投げ飛ばすことができ、その尻尾で敵を刺し貫く「デマゴーグスペシャル」が得意。両手を巨大化させる事で敵のほとんどの攻撃を防いでしまう「デマハンドプロテクション」と言う防御技を持ち、攻防揃えて隙がない極めて高い戦闘力を誇る。最終的には倒した敵を吸収して、自身の力の一部にしてしまう。
ウルトラマンダイナのビームクラッシャーやフラッシュサイクラーを防ぎ、多彩な技で着実にダイナを追い詰めた。ダイナを取り込もうとするも、スーパーGUTSの手によって太一少年が救出された挙句、ゲーム機を破壊されたことでコントロールを失い暴走。同時に特殊能力を失い弱体化したところを、ダイナミラクルタイプの「レボリウムウェーブアタックバージョン」を受け倒された。
またデマゴーグを生み出したチェーン星人らはデマゴーグの暴走の際、デマゴーグに破壊されたビルの崩壊に巻き込まれ死亡した。
余談
- 名前の由来はドイツ語で古代ギリシアの煽動的民衆指導者を意味するDemagogから。
- デマゴーグの登場する「怪獣コロシアム」の怪獣作成用の素体にはデキサドル、ギマイラの角、クレッセントの腕、ゼットン二代目の胸などが見られる。なお、タイトルロゴは『ストリートファイター』、ゲーム内容は『ポケットモンスター』のパロディと思われる。
- 『ウルトラマンダイナ』放送終了後に本当に怪獣同士で対戦ができる『大怪獣バトル』が登場したが、デマゴーグはあまりのチート性能なので技カード(いわゆるサポートカード)に留まりであった。
- しかし2020年12月、ウルトラ怪獣バトルブリーダーズで遂に参戦。防御力とHPが高めなのに加えて、バトル中2回まで相手からの攻撃を必ずガード(ガード時にしっかり手が巨大化する)し防御とSPが60%上昇、相手を倒した時自分の体力を全回復と劇中での能力を再現したスキルに加え、必殺技のデマゴーグスペシャルはアタック中のみ相手の回避を30%下げつつガードも封印という強力な効果。一方、素の命中と移動力がやや物足りないことや、弱点が闇(今作のレボリウムウェーブは闇属性)のため使いこなすにはそれなりに手を加える必要がありやや上級者向けのキャラとなっている。
- なお、太一少年を演じた金井勇太氏は後に『ウルトラマンブレーザー』第22話「ソンポヒーロー」でスズキ・テツオ役としてゲスト出演している。
関連タグ
ガヴァドン、キングストロン、ガゼラ、キングオブモンス:同じく子どもが造り出した怪獣たち。
EXレッドキング、EXゴモラ:前者は拳が巨大化しており、後者は尻尾が槍になっている。また、どちらもゲームが初出である。
グリッドマン怪獣:地球人が作ったデータを基に侵略者が作り出す円谷作品の怪獣繋がり。
バグスター:同じくゲームから生まれた敵キャラ。
ウルトラ怪獣モンスターファーム:後に発売された「怪獣コロシアム」のコンセプトに近いゲーム