騎士アレックス
ないとあれっくす
活躍
第3章「アルガス騎士団」
劇中、敵の本拠地に単機突入する電撃作戦を敢行するも敵の策に嵌り、捕縛されてしまう。
加えて彼がいなくなったことをきっかけに騎士団が反目しあい、各部隊が単独行動をとってしまうという散々な結果になった。
その後、たまたまアルガス王国に到着したアムロが臨時の団長として騎士団をまとめ、敵本拠地を陥落させるという活躍をみせた。
ちなみに「封印の鎧」というアイテムによって自由を奪われ捕縛されていたのだが、これは原典におけるチョバムアーマーである。
第4章「光の騎士」
アムロと共にラクロアを訪れる。その時に、お守りとして持ち歩いていた【導きのハープ】が反応を示していたことに気づく。 ハープが求めている者を示し、その音色が奏でられるとバーサル騎士や三人の部下が青白く発光しムーア界へと誘われた。
ジークジオンがいる城へ突入し、モンスターを倒していくが・・・
活躍?
第3章から登場するキャラではあるが、第3章では見せ場がない。
そして第4章ではムーア界での戦闘がメインになっている関係上これまた見せ場らしい見せ場がないという中々不遇なキャラである。
実際に劇中では、ただ捕まっていただけで、アルガス側から見て修行の旅の途中の異国の騎士のアムロが就任してすぐに指揮官として大活躍を見せた上に、そのままムンゾ帝国を陥落させてしまったため、彼の能力を疑問視する声もあるのだが(そのあたりはウルトラマンのゾフィーと同じであるので突っ込んではいけない)。
アレックス本人の能力値の高さだけでなくキャトルウッドの教えを得たことで一癖も二癖もある騎馬隊、戦士隊、法術隊を動かすことができるほどの指揮能力がムンゾ帝国が恐れていたものだったのだ。
が、キャトルウッドの教えを得たアムロがやってきてしまった故にアルガス騎士団全軍が動き、そのまま完勝に近い形で落城まで持ち込めてしまう戦力を保持しておきながら、「国境警備がザルのため城下町まで単独とはいえアムロの侵入を2度も許し」、「アルガス騎士団の全軍が城下に攻めてくるまで誰も気付かず」、「折角捕まえたカミーユ王子を入口付近に繋いで放置しておき」、「コンスコン王が、騎士アレックスもカミーユ王子も人質として使わなかった」という、キングがマヌケなムンゾ帝国に苦戦をしていたのである。
アレックスが、全力をあげてムンゾ帝国を侵略していればジオダンテ以外は何とかなったか、もしくはジオダンテ出現前に陥落していた可能性がある。
が、カミーユ王子とユイリィ姫の仲を知っているが故に【停戦と和平】に持ち込みたかった可能性が大きい。
他メディアにおける活躍
ゲーム版「ナイトガンダム物語」でも基本的なポジションは同じだが、FC版では第3章と第4章の幕間に該当するオリジナルストーリーがあり、騎士団3名に先駆けてアムロと共にラクロアに赴き、騎士ガンダムと共にある国を救うために動く。
またアニメ版での「ゼノンマンサとの一騎打ち」も再現されており、ちゃんと鍛えていれば勝ってジークジオン戦で援軍としてはせ参じる事ができる。
ただしこのFC版はそもそも3章がメインのため、アレックスとガンダムの出番がそのままでは少なすぎる為の救済措置と言えなくもない。必殺技の「アルガス怒りの剣」も効果としては微妙であり、一切魔法が使えない事もあり使い勝手が悪い。
SFC版では第4章自体が非常に長いので、騎士アレックスを長期間使う事ができる。
騎士団の面々に比べバランスは良いが器用貧乏で、連携攻撃も出来ない上にストーリー上の活躍も殆どないが「ラビアム」による全体全回復(ドラクエで言うところのベホマズン)が光る。ゲーム内ではどちらかと言えばだが、回復役として機能させることになるだろう。
そんな彼だが、初登場から長い長い雌伏の時を経て遂に活躍の機会が生まれる事になった。
ゲーム「スーパーロボット大戦BX」
「SDガンダム外伝」が参戦している「スーパーロボット大戦BX」では、部下たちや騎士ガンダムと同様に騎士アレックスもスダ・ドアカワールドから転移してくるのだが、ぶっちゃけ本作の彼は上記とは比較にならないほどの大活躍を見せている。
ストーリー開始当初、一人だけ「機甲界ガリアン」の舞台である惑星アーストへと飛ばされた騎士アレックスは、同作の主人公であるジョジョ(ジョルディ・ボーダー)やアズベスらに助けられ、天然の要害「白い谷」へと身を寄せている。
この地を狙う残忍な征服王マーダルへの義憤と、自分を助けてくれたジョジョら白い谷の人々に対する報恩のため、マーダルに抵抗する白い谷のレジスタンスを率いる前線指揮官としてマーダル軍と戦っており、自軍合流後はゲーム中における特殊システム「戦術指揮」も担当するなど、ストーリー序盤から八面六臂の活躍を見せてくれる。
また、プレイアブルキャラクター(ユニット)として見た場合、騎士ガンダムに比べるとスペック的にはいささか控えめなものの、修理装置(回復魔法モチーフか?)を持つ上にユニット改造を繰り返すと一定量のダメージを軽減してくれるバリアを取得する(SFC版で覚えるバリア魔法が元ネタか)など防御面はなかなかのものがある。
さらに特殊コマンドとして一定の条件下で前述の「ラビアム」を使用可能になるのだが、有効範囲が限定されている以外はなんと原典のゲームと全く同じ「HPフル回復」である。更に戦術指揮に任命すると対ジオン族への攻撃&防御力が上昇し、HP回復ボーナスが得られるなど、どちらかといえば防御やサポート面で秀でた性能を持っていると言えるだろう。
ちなみに攻撃面では「アルガス怒りの剣」を必殺技として放つことが出来るのだが、ゲーム由来の「わざ」と「まほう」を両方使えるのはBXでは騎士アレックスのみである。
(魔法だけなら、法術師ニューがゲーム由来の魔法を武器として使える)
さらに、アルガス騎士団の団長ということもあって序盤以降も出番が多く、「絶対無敵ライジンオー」の武田長官の要請で「防衛隊の基地のイベントで騎士ガンダムと共に『ますこっときゃら』として子供たちと握手会を行う」という、カードダス世代のプレイヤー垂涎のイベントも用意されているなど、繰り返すが当時とは比べ物にならないぐらい(いろんな意味で)大活躍している。
騎士アレックス「君、友達を大事にするのだぞ。ガンダムとの約束だ!」
立体物
- 元祖SDガンダムシリーズにラインナップ。封印の鎧、導きのハープ、アルガスシールド、ジオンスレイヤーが同梱する。 ダイキャスト製のパーツが部分的に使用されているのが特徴。
- SDXシリーズにラインナップ。元祖SDシリーズ同様に封印の鎧、導きのハープ、アルガスシールド、ジオンスレイヤーが同梱されていて表情交換用パーツが同梱されている。
※双方、アレックスシャドウがラインナップされている。