「オラが寝るから大丈夫!!」
概要
2016年4月16日公開のクレヨンしんちゃん映画第24作目。
今作の舞台は「夢」。
監督は逆襲のロボとーちゃんの高橋渉。同作が「父」を主題としたのに対し、本作には「母」という裏テーマも存在する。
脚本は劇団ひとりと高橋渉のタッグ。
笑える描写も多いが、踊れ!アミーゴ!と同じ程のホラー描写もあるので注意。
ゲストは安田顕、吉瀬美智子、とにかく明るい安村など。
公開から4ヶ月後に藤原啓治の休業(約4年後に逝去)によりひろし役が森川智之に交代、2年後の2018年にはしんのすけ役が矢島晶子から小林由美子に交代したため、野原家のオリジナルキャストが揃って出演した最後の映画となった。
おはなし
すべての答えは夢の中に
毎晩楽しい夢が見られる世界、ユメミーワールド。
何でも叶う夢の世界の訪れに、しんのすけたちは喜びいっぱい!…だったのに、
突然、楽しい夢は悪夢の世界へと姿を変えた!
時を同じくして、春日部の町にやってきた少女・サキ。
しんのすけたちカスカベ防衛隊の仲間になり、悪夢に立ち向かうと約束するが、
サキにはある秘密があった…
…公式サイトより引用
主要人物
「友達なんて作らないほうがいい…分かってるよ」
春日部へ引っ越してきた謎の少女。紫色の髪が特徴。
しんのすけを突き飛ばしたり、「おバカな真似するな」などと人に冷たく当たるが、それは訳あって父と友達を作らないという約束から。母のくれた「バク」のぬいぐるみを大事に持っている。
実はとあるトラウマのせいで悪夢を見るようになり…?
- 貫庭玉夢彦(CV:安田顕)
「誰にも知られるな、ユメミーワールドの秘密を…」
サキの父親で夢の研究者。赤と青の髪が特徴。
ある目的で人々から『夢ルギー』と呼ばれるエネルギーを収集する為にユメミーワールドを造りだした。
サキが友達を作ることを嫌がり、時に大声で吠えて恐喝することもあるが、本当は心優しい性格で、娘であるサキのことを誰よりも心配している。
ユメミーワールドの中では亀型の乗り物に乗って移動し、ぬいぐるみの手下を侍らせている。
料理の腕はイマイチ。
- 貫庭玉サユリ(CV:吉瀬美智子)
「近付かないで!」
サキの母親で夫の夢彦と共に夢を研究している。
サキが悪夢を見るときは悪夢を食べてくれる「バク」のぬいぐるみで励ましていた。
研究している途中で入ってきてしまうサキに手を焼いたりと厳しい一面もあるが、
装置を「お花みたいで綺麗」と言われると、「お花みたいね」と優しい一面もある。
今回の事件と何か関係が…?
- とにかく明るい安村(CV:とにかく明るい安村)
「安心してください!穿いてませんよ!」
本作のゲスト枠(本人役)。
悪夢の世界で時たま悪夢として現れてお馴染みの全裸ポーズを見せてくる。
しかしもちろん悪夢なので実は穿いておらず、常にリアル全裸。しかも悪夢なので無限に増殖可能。
とんでもない悪夢である。
- 城咲仁(CV:城咲仁)
本作のゲスト枠その2。
みさえの夢に登場した元カリスマホスト。
- 大和田獏(CV:大和田獏)
本作のゲスト枠その3。
妻を探して悪夢の世界を放浪していたところにカスカベ防衛隊と出会う。
最初はボーちゃんにサインを求められたりと意気投合していたが、遭遇した悪夢に対して「(大和田)獏なんだからやっつけて」としんのすけからとんでもない無茶振りを受けてしまい、しぶしぶ悪夢に立ち向かうもあっけなく返り討ちにされた。
「久美子~ッ!!」
- 夢魚
しんのすけ達春日部の市民をユメミーワールドへいざなった巨大な魚。
この魚の背中の部分のドームがユメミーワールドであり、人々の夢ルギーを変換した「夢玉」からその人の見たい夢を見せてくれる。
しかし、大人などの夢玉が小さい人間や夢玉を消費し尽くした人間は排出し、悪夢の世界へと放り出す。
- 悪夢(CV:???)
ハリボテや描き割りのような背景がちりばめられたような悪夢の世界の登場人物。本体は蠢く荊のような姿をしており巨大サンショウウオや暴走族、果てや怪物などといったあらゆるものへと変化することができ、さながら舞台演劇のように人々を恐怖や絶望に満ちた悪夢へと引きずり込む。
一度悪夢の世界に迷い込んだら最後、ユメミーワールドが移動ないし消滅するまで想像を絶する悪夢に苛まれ続ける「集団悪夢シンドローム」に陥ってしまう。
悪夢である為に実質不死身で、普通は食べることもできないが…?
主題歌
元々はゲスの極み乙女。が担当する予定だったが、ボーカルの不倫騒動により取り下げられ、以下のようになった。
「友よ 〜 この先もずっと…」
作詞・歌 - ケツメイシ / 作曲・編曲 - ケツメイシ、田尻知之、本澤尚之
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パプリカ...同じ夢(悪夢)の中で戦う話
オラの引越し物語←前作 次作→襲来!!宇宙人シリリ