概要
1.1984年に公開されたアニメ映画で、TVアニメ「超時空要塞マクロス」の劇場版。脚本および小説版の執筆はテレビ版で主要サブとして多くの脚本を務めていた富田祐弘。「映画」の項目を参照。
2.同作品に登場する架空のアイドル歌手リン・ミンメイ、及びCVを担当した実在のアイドル歌手飯島真理の楽曲であり代表曲の一つ。「楽曲」の項目を参照。
映画
映画化にあたっては全く新しいストーリーが再構築され、全篇新作として製作された。
マクロスシリーズにおいては「フィルム作品は、クリエイターが史実を元にフィクションとして制作したもの」という設定が行われている。この設定上”史実”に近いのはTVシリーズであり、劇場版はこれにアレンジを加え、ドラマ面を強調した”物語”という事になっている。
また、にはシリーズを通して以下のように様々な設定が存在する。
- 映画「愛・おぼえていますか」はシリーズの劇中でも「2031年に劇場公開され大ヒットした作品」である。
- シリーズ作品の「マクロス7」や「マクロスΔ」等の作品内世界では、TVシリーズと「愛・おぼえていますか」それぞれの設定が混在しているが、これは劇中で大ヒットした映画「愛・おぼえていますか」の影響によるものである。
- 例:シリーズ作品内の世界では、ゼントラーディ女性が一般に「メルトラン」と呼称されている。これは2031年の大ヒット映画「愛・おぼえていますか」に登場する、女性のみで構成される戦闘種族「メルトランディ」にちなむものである。
登場キャラクター・メカニック
超時空要塞マクロスを参照。
楽曲
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:清水信之
「マクロス」と「ミンメイ」を象徴する代表する伝説的なヒットソングであり、現実でもリン・ミンメイを演じた飯島真理の代表的楽曲であり、日本アニメ史上に残る屈指の名曲として知られている。
後の続編でも、『マクロス7』のミレーヌ・ジーナス(ただし、歌唱は声ミレーヌである桜井智)、『マクロスF』のランカ・リー(中島愛)、『マクロスΔ』のワルキューレ(鈴木みのり・JUNNA・安野希世乃・東山奈央・西田望見)など、歴代のヒロイン・歌姫を演じた声優に歌い継がれている。
さらに桃井はるこ、下川みくに、m.o.v.e.などのアーティスト達をはじめ、中川かのんや初音ミクなどのアイドルキャラ、ボーカロイド達にもカバーされている。
2019年にNHKで放送された『全マクロス大投票』の歌部門において第1位に選出され、名実ともにマクロスシリーズの代表曲となった。
余談
- 上映当時すかいらーくとのコラボレーションが実施されていた。キャッチコピーは「味・おぼえています!」。