概要
1以来おなじみのアレフガルドのテーマのメロディのアレンジバージョンである。
DQシリーズのラストバトル曲には、強大さや禍々しさを表現した「ラスボスのテーマ曲」が多い中、大魔王ゾーマの威圧感に身を引き締めながらも、揺るがない勇気と決意を感じさせる数少ない「勇者のテーマ曲」であり、今なお人気の高い曲。
しばしばファミコン版とスーファミ版のどちらが良いかで激しい論争が起きるほど、言いかえれば、それぞれに熱狂的信者の多いとも言える曲である(無論両方良いという人間も多い)。ゲームボーイ版は音源のせいかあまり評価されない傾向にある。時系列で言うと、1988年にファミコン版が発売された後、同1988年にすぎやまこういち指揮NHK交響楽団演奏によるオーケストラCDが発売されている。後にゲーム機の性能が上がり、このN響オーケストラ版を再現できるようになったのが、スーファミ以降の勇者の挑戦である。
ファミコン版では最初からこの曲であるが、リメイク版では光の玉を使う前のいわゆる闇ゾーマ状態ではバラモス戦で流れる専用BGM「戦いの時」で始まり、光の玉を使用して初めて勇者の挑戦がかかるようになる。
アニメ「ドラゴンクエスト -ダイの大冒険-」でも効果的に使われていた。
また、『ドラゴンクエストⅢ』を題材とした、ドラゴンクエストライブスペクタルツアーでも最終決戦の場面で流れているが、この時の戦闘前と、ゾーマ初登場の時の音楽はデスピサロ戦のBGMである『悪の化身』が流れている。どうしてこうなった。
他の作品でも、「9」や「バトルロード」「ヒーローズ」「星ドラ」などでゾーマが登場した際にも使用され、ゾーマ以外では「星ドラ」で大魔王バーンやシンドスラーデス、「11」で邪神ニズゼルファの戦闘で使用。