CV:相沢舞
概要
トールズ士官学院のある町トリスタで神出鬼没に現れる黒猫、毛並みの美しい上品な出で立ちが特徴で中々人に懐かないプライドの高い一面を持っている。
その正体は【魔女】の一族と言われているエマ・ミルスティンの使い魔兼お目付け役でありトールズに長年封印されてきた騎神ヴァリマールの起動者を探すためにエマと共に遣わされた一匹で人語をしゃべる事ができる猫である。
終盤になり、ヴァリマールの起動者として目覚めたリィンを守るために緊急事態の中リィンと共にヴァリマールで脱出する。
『閃の軌跡Ⅱ』で、戦闘離脱後に目を覚ましたリィンに自身の正体を明かし、自身がエマの使い魔であることやまだまだ力不足なエマのお目付け役を担っていたという。厳格で憎まれ口を叩く事が多いが面倒見がいいところもあり、その後はリィンと共にエマ達Ⅶ組を探す旅にも同行し起動者としてなりたてでまだ操縦に不慣れリィンと共にヴァリマールに乗りサポートする役目にまわるようになる、終盤ではトールズを卒業するエマと共に魔女の里へ帰還する。
『閃の軌跡Ⅲ』ではエマと共にクロスベルでリィンと再会、星見の塔での騎神戦では久しぶりにヴァリマールに同乗し神機アイオーンの討伐に成功する。その後リィンが北方戦役以降【鬼の力】が不安定になった事もありしばらくはエマと別れリィンの力の制御のサポートをするようになる。リィンの生徒であるミュゼに撫でられるのに弱い。
『閃の軌跡Ⅳ』ではⅢ終盤に怒りで暴走状態になり【黒の工房】に拉致されたリィンを追い、拘束され暴走状態の不安定なリィンに必死に声をかけていたのである。
リィン奪還作戦の際にはクロウやデュバリィと共に暴走するリィンを宥めるために同行、無事新旧Ⅶ組と合流する。
なおこの際、魔女の長緋のローゼリアから受け継いだ術により、初めて猫耳に猫の尻尾をはやした人間形態、もとい獣人少女(この姿の時はセリーヌ・ミルスティンと名乗る)に変身する。
本人いわく「好きでこんな姿になったんじゃない」とのこと。
その後、真実の鏡で自らの出生の秘密を聞く。
元々彼女はローゼリアの魔力から生まれた眷属であったが実はローゼリアは先代の長の魂と融合した焔の至宝【アークルージュ】を司る聖獣であることが判明する。つまり彼女は至宝の聖獣と魔女の長の力を受け継いだ眷属だったのである。(黒猫の姿なのもローゼリアが蒼い翼を携えた巨大な黒猫だったからであり、蒼い翼の部分はエマの姉であるヴィータ・クロチルダの使い魔グリアノスに受け継がれている)
当初は人間の心の機微に疎いところもあったがエマやⅦ組の面子との行動により徐々に人らしいところもできてくる。
『創の軌跡』では、クロスベルの神狼・ツァイトとも顔を合わせることとなる。
余談
どう見てもいわゆる化け猫なのだが、お化けが苦手な設定であるミリアムはセリーヌを怖がるという描写はない。
劇中で上記の出来事があったためかエマよりもリィンの相棒と言うイメージが強く、閃Ⅳ終了後の「好きなコンビランキング」ではリィン&セリーヌのコンビは11位(リィンのコンビとしては4位)と高く閃Ⅲでは同じく相棒のポジションであったアルティナに嫉妬の目を向けられていたこともあった。
人形態に変化できるが本質的には猫であるため魚には目がなく魚を出されると無我夢中でむしゃぶりつくという猫らしい一面もちゃんと持ち合わせている。
関連項目
ちびレグナート…空の軌跡the 3rdに出てきた聖獣レグナートに似た姿をした小型の竜、詳しくは不明だが前述の経緯を考えたら似た存在であるのだと思われる。
四楓院夜一…同じく黒猫と人間の二つの姿を持った褐色のキャラクター(ただしこちらは人間態の方が真の姿)