江戸川乱歩(文豪とアルケミスト)
えどがわらんぽ
「エーどうも、江戸川乱歩で御座います……何卒お見知り置きを」
プロフィール
公式人物紹介
『変わり者で何事においても少数派の思想を持ち、多数決で決まる常識を嫌う謎に満ちた小説家。生粋のエンターテイナーで常に人々が求める物を考えるが、それが人としてどうかという倫理性にはあまり関心がないようだ。趣味はひとり旅と悪意のないちょっとした悪戯、新しいトリックや敵の倒し方を考案すること。』
※ゲーム内図鑑より引用
ゲーム内のキャラクター像
まさしく怪盗か手品師、あるいは両方を想起させる白のシルクハットにスーツ、黒の表に青い市松模様の裏のマントを纏っている。左目にはモノクローム。
言動も服装に似合ったもったいぶった口調で、芝居がかっている。「私」と書いて「ワタクシ」と読ませるのは最たるものだろう。
「精神安定」の文士だが、江戸川は戦前と戦後で大いにキャラクターが異なる。戦前の作家としての全盛期はよく言えばはにかみ屋、悪く言えば根暗な性格だったのに対し、戦後の編集者や探偵小説家達の師としての時代は、うってかわって社交的になった。
趣味の一人旅は戦前の話だが、普段の態度は戦後寄り。かなり複雑な性格なのかもしれない。
交友関係
普段は飄々とした態度を崩さず、誰に対しても胡散臭い敬語で接する。
やはり「推理小説家」での繋がりが深く、同じ変格派な推理小説を書いていた夢野久作とはよく物騒な話をして盛り上がっている模様。
無論コナン・ドイル及び彼のキャラクターとの遭遇時は、子どものようにはしゃいでいた。
稚気に富む新美南吉とは悪戯仲間としてよくつるんでおり、米を青く染めるなどの奇怪な悪戯をやらかしている(彼の生前の研究・関心について考えると空恐ろしい気もするが…)。
また萩原朔太郎とはかなり年が離れているものの馬が合い、探偵小説と手品の愛好家として親交が深い。
特徴的なペンネームの由来となったのはポーであり、彼の人の作品の耽美や怪奇を深く愛した。また和製ポーとまで呼ばれた谷崎潤一郎にも強い憧れを持つ。生前は大衆作家ということで相手にされなかったのを思えば、転生によって最も恩恵を得られた文士と言えよう。もっとも一部つっかかっていくものもいるにはいるが。
日本探偵小説家の父として知られる江戸川。本格派の作家のみならず、社会派にSF、伝奇物の作家達の面倒も見てきた彼は、非常に知己が多い。今後の実装が楽しみである。
余談
担当声優の斉藤壮馬は、同じくDMMの某刀のゲームで悪戯(驚き)が好きな真っ白な太刀を担当している。
また某英雄大集結のゲームでは純白の衣装に身を包んだ青年の声優も担当している。
3人共純白の衣装に身を包み、ひょうきん、稚気に富む性格である。
また全員 一度死亡したと見なされたことも共通している。
(キリシュタリアはカルデアの襲撃に伴い死亡してから復活、鶴丸国永は前の主の副葬品として葬られ、江戸川乱歩は生前何者かによって死亡説が流布されたことがある)