もしかして:ポチタ?
チェンソーマンの主人公、デンジと一体化した悪魔を指している。
デンジが変身するとチェンソーの付いた姿になることから。
Pixivに投稿されたイラストは基本そのデンジで、ポチタのイラストにこのタグは使われない傾向がある。
なお、作中で「チェンソーの悪魔」と呼ばれる事はあまり無く、ポチタの過去を知る悪魔などは基本的に「チェンソー」としか呼んでいない。
またポチタ=チェンソーの悪魔なのかはまだ不確定な部分があり、今後の展開次第では、全く別の新しいキャラクターとなるかもしれない。
以下ネタバレ
※2020年9月現在、単行本未収録の内容であり、物語の根幹に関わるネタバレなので未読の方はブラウザバックを推奨します。
週刊少年ジャンプ2020年40号〜41号にて、チェンソーの秘密の一端が明かされた。
岸辺らによる突然の襲撃によりマキマは重傷を負う。
そして彼女の復活を阻止するため、公安の襲撃者達は5人の命と引き換えに強大な悪魔を呼び出した。
「地獄の悪魔よ」
「マキマを殺して地獄に落とせ」
燃え盛る体躯を持つ半人半馬のような異形の悪魔。
かつてサンタクロースとの契約によりデンジらを地獄へと落とした悪魔の手で今度はマキマを滅ぼそうという岸辺の作戦は十全であるかに思われたが…
「助けてチェンソーマン」
マキマの助けを求める声に、デンジは虚な眼のまま立ち上がった。そして腹部を裂いて飛び出した腸がデンジの首にマフラーのように巻きつく。
地獄の悪魔を一瞥し、スターターを引いた次の瞬間、地獄の悪魔はバラバラに切り裂かれていた。
これまでのチェンソーの悪魔の面影を残しながらもより異形へと変貌した姿。
体躯は一回り大きく、そして黒くなり、下腕は二つに割れてそれぞれにチェンソーが生え、そして頭部にはハンドルの代わりに数本のツノ。
その異形にはもはやデンジの意識も、面影も残っていなかった。
地獄のヒーロー
以下はマキマが語った「チェンソーマン」の正体や能力である。
- 地獄で誰かが助けを叫ぶとやってくる。そして叫ばれた悪魔はチェンソーで殺され、助けを求めた悪魔もバラバラに殺される
- その行動のせいで他の多くの悪魔に目をつけられて殺されるが、そのたびに何度でもエンジンをふかして復活する
- そしてそんなチェンソーマンをある悪魔は怒り、ある悪魔は恐れ、ある悪魔は崇拝した
そしてそんなチェンソーマンの行動の何よりも恐ろしいのがその能力であった。
「チェンソーマンが食べた悪魔は」
「その名前の存在がこの世から消えてしまうのです」
チェンソーマンに殺され、食われた悪魔はその名前の概念ごと存在も、記録も、記憶も全て消滅してしまう。一度消えてしまえば誰も存在した事すら認識できなくなる恐ろしい能力。
ナチスによるユダヤ人の大量虐殺。我々の世界ならば誰もが知る歴史の暗部のはずが、岸辺はナチスについて何一つ知らなかった。
「ナチス」
「アーノロン症候群」
「第二次世界大戦」
「エイズ」
「租啞」
「比尾山大噴火」
「核兵器」
「かつては存在しその名を持つ悪魔と同様に恐れられました」
「しかしそれらの名前を思い出せるのはもう私しかいません」
「全てチェンソーマンが食べてしまいましたから」
マキマが述べた消滅した存在のいくつかは我々の世界にも存在するものであり、それらがどれほどの恐怖をもたらすものか知っている。
そしてそんな恐怖と並べて語られる「アーノロン症候群」「租啞」「比尾山大噴火」といった我々が知らない言葉。
「存在したと認識する事すらできない」という恐怖が読者にも伝わるように描写されており、それこそがチェンソーマンの能力の恐怖なのである。
マキマの言うところによると、他にもチェンソーマンによって「人なら誰もが持っていた第六感」「子供の精神を壊すとある星の光」「生命が寿命を迎えると死の他にあった4つの結末」などが消滅しているが、もはやそれらがどんな名前を持つどんな存在だったのかは思い出せないらしい。
関連タグ
チェンソーマン デンジ(チェンソーマン) ポチタ チェーンソー
黒奇居子…チェンソーマンのデザインの元ネタ。余談だがジャンプ巻末のコメント欄でガウナが元ネタである事を明かそうとした際に誤ってそのコメントを1週間早く掲載してしまい、作者(の妹)自らTwitterでネタバレに注意する警告をツイートする事になった。(外部リンク)