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CV:大竹宏

概要

アクマイザー3』第27話「なぜだ?!ザビタンが吹っ飛んだ」に登場したフランケンシュタインの怪物に似た隊長怪人。顔が2つあり、正面にある顔は一部が青く塗られており、背面の顔は一部が赤く塗られている(ちなみに目元のラインは正面が赤で、背面が青い)。なお青い顔には左側に黒髪が生えている。両方の側頭部から小さな球体の付いた角が生えている。

一人称は「オラ」で、訛り混じりな口調で話す。アクマ族の中で一番の柄の悪さ」という悪評の持ち主だが、当人はガブラとどっこいどっこいだ」と言い張っている。声は基本的に青い顔から出すが、背後にいる相手と話す際は赤い顔から声を出す。

その頭部には複数のが収納可能であり、青い顔には「世界で一番のワル」の脳が入っているが、赤い顔にはまだ入っておらず、物理学の権威である大久保博士の頭脳を移植して最強のアクマ族になろうと目論んだ。

怪力の持ち主で、パンチの一撃で電柱も叩き折ってしまう。またボディの頑丈さも抜群で、アクマイザー3のジャンケルはおろかガブラのデンブルでも傷つかない。ジャンケルは装備しているが、最終決戦でのみ使用した(結局腕っぷしで挑むのだが)。

劇中の活躍

大久保博士の頭脳を奪うべく大久保物理学研究所に殴り込みをかける(この時、研究所の看板を破壊したばかりか、彼に電話をかけて犯行予告を行った)。博士に怪物呼ばわりされて怪物でねえ!と反論し、彼の了解も得ずに(当たり前だが)脳を奪おうとするが、ザビタンの透明術で博士を取り逃がしてしまう。アクマイザー3の妨害を振り払い博士を追いかけるが、ガブラが変身したガブラッチョに追いつかれてしまう。兵士アグマーをけしかけるものの一蹴されてしまい、途中で白けて「バイバイ」と言って退散する(この時電柱を叩き折った)。

次に大久保博士の息子マサルを人質とすべく、こっそり奪った写真を頼りに彼を探すが、マサルと光彦が友人であり、光彦がマサルの帽子と眼鏡を借りていたために間違えて光彦をさらってしまう。アクマイザー3がギャリバードで駆け付けるとボディの頑丈さを発揮して彼らの攻撃を受け付けず、ジャンケルクロスでパワーアップした彼らまでも圧倒して、光彦を連れて退散する。

その後、ザビタンはザイダベック号のコンピューターの分析でアクマ図書館のアクマ名簿第4巻440ページにフランゲンの弱点が記載されていると知り、ダルニアを連れてダウンワールドに侵入し、残ったイビルとガブラは光彦救出のために基地に突入する。怪力を振るって二人を捕まえようとするが、そこに大久保博士が現れる。彼を本物だと思い込んで光彦を解放するが、その博士はザビタンの変身であった。基地の外でアクマイザー3と対決するが、ザビタンに背面の顔が弱点である事がバレており、ザビタンが魔法力で棒を変形させて作ったイビルに注目した事で背面を晒してしまい、本物のイビルのジョーガンで背面の顔を失ってしまう。そのまま魔法陣アタックを受けてしまい、「ど...どうしたんだよ...負けるはずがないのに...」という困惑の言葉を呟いて爆死した。

余談

フランケンシュタインの怪物は今回のように創作物では粗暴な一面ばかり強調されがちだが、実は原作小説では多国語を習得するなど意外とインテリだったりする。

アクマ族は第14話にて天才科学者の頭脳を集めていたのだが、なぜそれをフランゲンに移植しなかったのかは不明(キングラーとフランゲンは不仲だったのだろうか?)。

今回のサブタイトルは「ザビタンが吹っ飛んだ」だが、実際は「ザビタンが投げ飛ばされた」が適切だったりする。

声を担当した大竹氏はフランケンシュタインの怪物が登場する作品に出演した事がある。ただし、大竹氏が演じたのは吸血鬼である。

アクマイザー3の協力者である渚ジュンは今回が最後の登場となった(しかも負傷した南雲健二の手当ての準備をしに行ったままフェードアウトするといういささか唐突なものだった)。

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