CV:加藤治
概要
『アクマイザー3』第14話「なぜだ?!一平がふたり?」に登場した隊長怪人。赤いボディを持ち、頭部は脳髄のような形状をしていて、そこから先端が丸みを帯びた2本角を生やしている。上半身には白い布を襷のように巻いている。
その身体はあらゆる物を吸収し、その脳には天才科学者99人の脳、肉体には天才スポーツ選手99人の筋肉が組み込まれている(ガブラも大勢の人間が犠牲になった事実を知って驚愕した)。パワーのみならず知能も高く、ガブラを水のない場所に誘い込んで襲撃する、ザビタンに対してはアクマの紋章で動きを封じた隙に人質をさらうという頭脳プレイを見せた。ただし、短気なのが玉に瑕。
武器は鎖付き鉄球と小型バズーカ。全身を「キングボール」という赤い球体に変化させ、飛行はもちろん全身から銃撃を放つ事が可能。なおジャンケルは最終決戦でほんの少しだけ使用した。
劇中の活躍
アグマー科学班による強化改造の際中、適当な超能力者の脳髄がなく手術が捗らない事に業を煮やし、手術台を飛び出して地上に出向く。キングボールの姿で工事現場に現れて、それを予知したちづるという少女を超能力者と見抜き、正体を現して彼女を拉致する。そこに一平に扮したザビタンが現れ、さらにアグマーに化けていたイビルとガブラによってちづるを奪還されてしまい、キングボールに変化して退散する。
その後、単独行動をしていたガブラを襲撃し、バズーカで彼の腹部を攻撃して水を抜き、彼の筋肉を奪おうとするが、ちづるの予知を頼りにザビタンが現れたため撤退する。しばらくして、一平の部屋を急襲し、アクマの紋章でザビタンの動きを封じ、ちづるを再度拉致する(撤退の際にドアに紋章を貼り付けてザビタンの追跡を遅らせるという狡猾さを見せた)。しかし、イビルとガブラが立ち塞がったためにザビタンに追いつかれてしまい、キングボールに変化してちづるを置いたまま退却する。
アグマーによってちづるの拉致に成功すると、彼女の脳髄を自身に移植しようとした(尤もこの時の彼女はザビタンの荒療治で超能力が消失しており、骨折り損であった)。そこへダルニアの調査で基地を特定したアクマイザー3が殴り込み、ちづるが解放されてしまう。キングボールに変身してアクマイザー3を襲うが、スリーキックを受けて元に戻ってしまい、魔法陣アタックを受けて爆死した。
余談
彼の強化には198人もの人間が犠牲になっているが、冒頭の強化手術では脳髄が少なくとも7つ確認されていた。すなわち実際の犠牲者は200人以上に上るのである。直接の描写は避けられたとはいえ、アクマ族の非人道ぶりを如実に物語る怪人だったと言える。
関連タグ
雷様:彼の容姿に一番近いキャラ。