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堕転コンビの編集履歴

2020-10-13 03:11:52 バージョン

堕転コンビ

だてんこんび

『マギ』のコンビタグの1つ。

「そうでなくては。」

「その通りだぜ…!!」

「「戦わなくては、意味がない!!!」」


概要

マギ」に登場する練白龍ジュダルの二人組の呼称、またはその2人をメインとした作品に付けられるコンビタグ。


コンビ名の由来は2人が堕転した「王の器」と「マギ」であることから。(2人が表紙を飾る単行本26巻で2人のラバスト付き特装版が発売された際に公式が使った呼称でもある。>https://www.shogakukan.co.jp/books/09126188)

また、2人のデュエットソングのタイトルにちなんで「The Black」と呼ばれることもある。(ちなみに28巻書店用特典ペーパーでは羽根つき大会でペアを組み「チーム The Black」と名乗っていた。)


尚、pixivにおいてはCP要素の薄い作品においてもコンビタグよりCPタグで投稿されていることが多い。


2人の関係性

※最終章までのネタバレを含みます。

物語の序盤において、白龍は煌帝国の第四皇子、ジュダルは煌帝国の神官という立場。

また、同じ母親(育ての親)の元で育った幼馴染でもある。

ジュダルは他の皇子や皇女たちと同様に白龍を王の器だと見込み(イスナーン曰く「ジュダルのお気に入り」)、迷宮攻略を勧めていたが、白龍はアル・サーメンに所属するジュダルを警戒し、決して誘いに乗ろうとはしなかった。

一方で、大火の後に宮中での立場の変わった白龍に対して多くの人々が冷たい態度をとる中、以前と変わらず話しかけてきたジュダルには、白龍も内心感謝していたらしい。(「あったかもしれない話」のため真偽は不明。)


このように、決して関係が良好とは言えない2人であったが、ジュダルがアラジンの「ソロモンの知恵」によって赤ん坊の頃に組織に親を殺されて誘拐されたという自身の過去を知ったことや、復讐に囚われて戦争を起こそうとする白龍に対してアラジンたちや白瑛が難色を示したことをきっかけに状況は徐々に変化。

紅徳の葬儀の後、ジュダルの手引きによって白龍は玉艶と交戦するも惨敗。そんな彼にジュダルは協力を申し出、白龍も(不審に思いつつ)ジュダルの手を借りることを決意。タッグ成立である。

「『マギ』として俺に力を貸せ、ジュダル!」

「仰せのままに、我が王よ。」


迷宮ベリアルでは、白龍は白瑛とモルジアナアリババの幻影に、ジュダルはアラジンの幻影に、それぞれから「怒り」の心を捨てて共に正しい道を歩むよう諭される。(実際は幻影ではなく自分自身の本心らしい。)

しかし……

「「世界が俺たちに背くのならば………」」

「「俺たちが世界を殺して作り変えてやるよ!!!」」

2人は「怒り」を呑み下して理不尽な運命を受け入れることははできないという答えを出し、白龍は堕転。ジュダルがジンを制し、力ずくで金属器を入手。迷宮ベリアルを攻略した。この出来事によって2人は共鳴し合い、復讐相手である玉艶を殺すべくより結束を強めた。


玉艶戦では、苛烈に突き進む白龍と、そんな彼を「我が王」と見定めて精力的にサポートするジュダルの姿が描かれる。2人の巧みな連携には、玉艶も「まさに『王』と『マギ』。涙ぐましいわね。」と揶揄い半分に感心していた。

そして激しい戦いの末、2人はついに玉艶を殺害する。


数日後、白龍は紅炎を殺すことを決意。自分の行いを棚に上げて紅炎を非難する白龍に対し、ジュダルは紅炎への非難は建前で本当は誰かに怒りを向けないと生きられなくなっているのだと心の中で指摘する。しかし、ジュダルはそれこそが自分たちの生き方であると認め、白龍のことを「それでいい」と肯定する。

「わかっていたのか、俺のことが全部。」

「そうだ!言っただろ?おまえだけが俺と同じだってな!」

2人は死ぬまで世界の全てと戦い続けることを誓った。


その後、白龍を説得するためにやってきたアリババとアラジンの2人と交戦。結果、白龍はアリババを倒した代わりに両足を焼失し、ジュダルはアラジンによって宇宙の果てまで飛ばされた。

アラジンから、ジュダルが戻ってくることはないと言われた白龍は「自分の脚の一本や二本ぐらい今更どうとでもなるが、ジュダルだけがいなくなることは想像していなかった」と吐露した。(32巻ペーパーでは「もっと色々話せばよかった」とも話している。)


実はジュダルは生きており、ハニワ化したアリババと共に暗黒大陸を彷徨っていた。ところが、そんなことを知る由も無い白龍は、煌帝国の皇帝に就いた後、ジュダルの葬式を挙げて立派な墓まで建ててしまった。(31巻ペーパー参照。)


別離から3年の時を経て2人は再会。

元々は復讐のために手を組んだ2人であったが、復讐をやめてマギの力を必要としなくなった白龍がジュダルをすぐに迎えに行ったこと。またジュダルの方も、復讐をやめただけでなく皇帝も降りた白龍に対して以前と変わらず自分が選んだ王の器として行動を共にしていることから、お互いを唯一無二の相棒のような存在と思っていることが窺える。

ちなみに、ジュダルは「白龍と一緒に暴れたのが楽しかったから自分の人生には満足している」らしい。



主人公二人と同じ「王」と「マギ」のコンビとして作中では対比的に描かれている。


巻末おまけ漫画や書店用特典ペーパー、バックステージ>https://websunday.net/backstage/ootaka/、原作者大高忍のブログ>https://otakashinobu.wordpress.com/など、本編以外でも絡んでいる様子がよく見られる。先述した単行本の特典やデュエットソングのように2人でセット扱いされることも多い。

幼馴染ということもあって、昔話を持ち出したり子供じみた喧嘩をすることもしばしば。(年齢的にはジュダルの方が2つ歳上)


原作者曰く、白龍は「自分にも他人にも常にむき出しの本音を要求する」性格で、ジュダルは「自分の内面の葛藤のような部分をどんなに親しい他人にも真面目に口に出しては明かさない」とのこと。

関連イラスト

センシティブな作品

【 タナトスと死神 】

関連タグ

マギ 練白龍 ジュダル マギコンビタグ マギのグループタグ一覧

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