概要
『眼中にない』『論外』を表す俗語。
80年代に生まれ、90年代に最も流行った言葉であり、若者言葉としては若干古い。
いわゆるシカトとは異なり、相手が居ることを意識した上で罵倒として使われることが多い。
pixivではアウトオブ眼中を意識したイラストにこのタグが付けられる。
『頭文字D』での使われ方
この言葉を使った作品として恐らく一番知名度が高いのは漫画・アニメ『頭文字D』の岩城清次の台詞だろう。
作中では、群馬エリアを制圧する為に栃木県から遠征しに来たいろは坂をホームコースとするチームエンペラーのメンバーの清次がチームリーダーの須藤京一と共に秋名湖へ視察に来た際に主人公の藤原拓海と彼の親友の武内樹と遭遇。
道を聞くついでに秋名山で最速の車を清次がイツキに訪ねるがその車がハチロクと聞くと清次は態度を一変、イツキはハチロクに挑戦する気があるんじゃ?と思ったが逆に清次は(原作連載時点では新型かつWRCを勝ち抜く為に生まれ高性能で峠でも有利と言われるランエボIVに対して、この時点で10年以上前の型遅れの)ハチロクを相手に勝っても誰も褒めてくれないし笑い者にされると返す。
そして清次は最後にこう言った。
「ハチロクなんかに乗ってる奴ァ、アウト・オブ・眼中。頼まれたってバトルなんかしねえよ!!」
この台詞は、後に起こる拓海vs清次のバトルやその結末を含め清次を象徴する台詞の一つとして読者及び視聴者の印象に残り、語感も良いのでネタにもされやすい。
また、TVアニメ版第二期の『頭文字D Second Stage』では同じくライバルとしては勿論ネタとしても人気の高い中里毅も次回予告の締めで清次の「見ない奴は…」に続いて彼と二人で「アウトオブ眼中!!」と叫んでおり、アニメ版を知っているファンからはこちらもネタにされる事がある。
関連タグ
カップヌードル…2020年8月に年間売上1000億円突破を記念し各年代の流行語を載せた『1000億円記念パッケージ』を発売した際に1997年の流行語としてアウトオブ眼中が採用された。