ゲーム

魔法使いの約束

まほうつかいのやくそく

colyより配信中のスマートフォン専用アプリケーションゲーム

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風が強くて、猫が騒ぐ。少しだけいつもと違う夜。

満月の夜には、不思議なことが起こる。

初めまして、賢者様。ようこそ、壊れかけの世界へ。

概要

coly制作、2019年11月25日より配信が開始された女性向けスマートフォンアプリゲーム。略称は「まほやく」。

メインシナリオライター	都志見文太	Twitter
世界観監修	かずまこを	Twitter
キャラクターデザイン原案	ダンミル	Twitter
主題歌	Mili	Twitter

現時点ではメインストーリー第1部(全21章/ランク75で全開放)が実装されている。

OP曲は「Cast Me a Spell」、ED曲は「Flower works」

豪華フルボイス＆Live2Dで贈る重厚なメインストーリーや、魔法使いとの交流を描いたスポットストーリーなど膨大なシナリオボリュームで、特別な存在でありながらも、終わらない役目を背負った複雑で個性的な魔法使いたちの群像劇が描かれている。

2020年2月20日にダウンロード数が100万を超え、同年4月11日に200万を突破した。
同年3月に実装された料理機能により、魔法使いとの親愛度を高めることで親愛ストーリー(全キャラ各10話)が読めるようになった。都志見文太書き下ろしの賢者必読の代物となっている。
同年4月より、ゼロサムコミックにてメインストーリー第1部のコミカライズが連載開始。作画を担当するのはシノノメウタ(Twitter)。
同年8月に魔法舎機能が実装され、料理機能に加えて魔法使いの部屋に遊びに行くことや、賢者の書に綴られたプロフィールなどを見ることができるようになった。

世界観

「月に愛されたこの世界は、傷だらけでとても美しい。」

魔法使いと人間が共存する世界。

その中心となる大陸には5つの国が存在し、その土地柄や人柄は国によって様々。

この世界では、空には大きな月が浮かび、人々はそれを〈大いなる厄災〉と呼び、畏怖している。

年に一度、その強大な力をふるって世界を襲う〈大いなる厄災〉に対抗し、〈賢者の魔法使い〉と呼ばれる選ばれし魔法使い達の戦う日々が、今も続いている。

(公式サイトより引用)

用語解説

※解説の一部にネタバレを含みますのでご注意ください。

▼ 人々

賢者	異界から召喚される、魔法使いを導く存在。これまで何千人もの賢者が召喚されているようだが、選定方法は不明。前の賢者は厄災との戦いのさなか忽然と姿を消しており、前の賢者との思い出は憶えていても、なぜか顔や名前を憶えている者はいない。消えた歴代賢者の行き先も不明。
魔法使い	人間から1万人に1人ほどの確率で生まれる先天的な存在。後天的に魔法使いになることは不可能。皆等しく長命で、数千年の時を生きる者もいる。魔力の成熟とともに肉体の成長が止まるため、外見と中身の年齢が伴っているとは限らない。性別を魔法で変えることができる。基本的には生まれた時の性別で過ごすが、その時々の気分で性別を変える者もいる。命を落とすと体が結晶化した後に砕けて、マナ石と呼ばれる水晶のような魔力の塊になる。
賢者の魔法使い	賢者によって召喚され〈大いなる厄災〉を退ける役目を担った20人の魔法使いの総称。各国から4人ずつ選出され、選ばれた魔法使いの体にはユリのような形をした紋章が浮かび上がる。紋章の位置や大きさはそれぞれに異なる。寿命で魔力が著しく衰えるか、死ぬまで役目は解かれない。
	紋章素材byわぷる
人間	育った環境によって感情に正負の違いはあるが、自分たちと決定的に違う魔法使いを差別/区別する者が多く、相手が魔法使いだと知った上で対等に接してくれる者はほとんどいない。身近に似た姿かたちの上位種がいるせいか、進化や発展を諦めているような節がある。長距離移動が可能な道具が普及していないため、基本的には生まれた土地から離れられない。

▼ 国々

中央の国	大陸の中心に位置する。他のすべての国と面しているため、交易で栄える豊かな国。戦乱の時代に、のちに初代国王となるアレク・グランヴェルとその友人の魔法使いが志を同じくし、人間と魔法使いから成る革命軍を組織して建国した。中央の魔法使いは指導者気質で真面目。良くも悪くも純粋で、正義感と向上心が強く、己の信念と目的を強固に持っており、目的達成のためならば手段を選ばずに命すら投げ打つ危うさがある。中央の人間は生まれながらに恵まれている魔法使いは人に尽くすべきだと考えている。
北の国	大陸の北に位置する。現在もなお潤沢な魔力が満ちる極寒の国。息さえも凍る寒さで年中雪に覆われており、永久凍土の大地には作物が実らず、人間が生きることが非常に困難な土地。北の魔法使いは獰猛で攻撃的。個々の力が強く、他者と協力する必要がないので仲間意識もない。弱肉強食的な思考回路をしている。コミュニケーション不足なせいで精神年齢が低い。北の人間は魔法使いに平伏し神のように敬い、その庇護を受けることで何とか生活している。
東の国	大陸の東に位置する。全100巻を超える事細かな法典に縛られた国。争いのない平和な日々を追求した結果、街中での会話や、子供が外で遊ぶ時間まで定められた。都心に近づくほど法典順守の意識が強い。東の魔法使いは勤勉だが人嫌い。根に持つタイプで、怒らせたり傷つけたりすると後々面倒。個人主義的だが、一度懐に入れて仲間意識を持った者の危機には必ず駆け付ける。東の人間は平和を脅かしかねない魔法使いを毛嫌いしており、弾圧が起こりやすい。
西の国	大陸の西に位置する。魔法科学が発達した富の集まる国。都心は富裕層の邸宅や高級店が軒を連ね、郊外には魔法科学技術を生産する工場が並び立つ。その裏では貧民街が形成され、治安の悪化が著しい。西の魔法使いは享楽的で気まぐれ。独特で確固たる美意識を持つ職人気質。人を驚かすことや賭け事、音楽などの芸術、派手で華やかなものを好む変わり者が多く、基本的に話が通じない。西の人間は話を聞かずに好き勝手をする魔法使いを信用していない。
南の国	大陸の南に位置する。荒野と岩山が多い片田舎のような発展途上の国。力の弱い魔法使いと人間がお互いを助け合って協力しながら開拓を進めており、魔法使いと人間の間に隔たりがない。南の魔法使いは朗らかでマイペース。人助けを好む心優しい者が多い。個人の力は弱いものの、集団行動でそれを補うチームワークの良さを持つ。悪意を向けられ慣れていない。南の人間は不便な暮らしを助けてくれる魔法使いを親しい隣人のように思っている。

▼ その他

《賢者関連》

魔法舎	中央の国にある賢者と賢者の魔法使いの宿泊施設。魔法で入り口が隠されている。正式な訪問の際には中央の国に申請が必要。ステンドグラスが輝く広い玄関ホールに、整備された前庭と中庭。それぞれの個室と談話室兼応接室、食堂、酒場、酒蔵、図書室、大浴場などが備え付けられているなかなかの豪邸。各国を易く行き来するための塔も存在する。
賢者の書	賢者が書いた手記。魔法舎の図書室に歴代の賢者が書き残した全ての本が収められている。
掌理のゴブレット	新たな賢者の魔法使いを召喚する儀式で賢者が用いる杯。

《魔法使い関連》

呪文	魔法使いがそれぞれに持つ不思議の力を宿した言葉。好きな言葉を並べたものであったり、宇宙の真理や真実の愛を解いたものであったりする。言葉が自分に合っていないと本来の力が出せないこともあり、非常に重要。何度でも変えることができるらしい。
魔道具	魔法使いがより正確で強い魔法を使う際に使用する媒介。長く所有した想いいれのあるものに不思議の力が宿り、魔道具になると言われている。生きている中で変わることもある。魔道具を使用しない場合は指で魔法を操るため、ネイルなどをして指先を装飾するのは効果的らしい。
マナエリア	魔法使いが魔力を高め、安定させるために心の拠り所としている場所や原風景。
アミュレット	マナエリアと同じ効果を得ることができるアイテム。マナエリアに関連するものが多く、自室に飾っておいたり、マナエリアから遠く離れる際に携帯する。
マナ石	傍目には美しい石だが、正体は魔法使いや魔法生物の亡骸。その生物が持っていた魔力そのものであり、マナ石を食べることで石に含まれた魔力を自分のものとすることができる。そのため、更なる力を求めて殺し合う魔法使いもいる。
	LOG②by璞郤

《厄災関連》

〈大いなる厄災〉	月の呼称。気が遠くなるほど昔から年に一度世界に接近しては賢者の魔法使いに退けられている。毎年特に大きな被害もなく空に押し返せていたのだが、前回の厄災はなぜか例年以上に強い力で接近し、世界最強の魔法使いや北の魔法使いすら圧倒して10人もの賢者の魔法使いを石にした上、大陸全土に大きな被害を与えた。その影響で微小な魔力を宿していた魔法生物や遺物などが暴走し、様々な問題を引き起こしている。
厄災の奇妙な傷	前回の戦いで〈大いなる厄災〉と近づき過ぎた賢者の魔法使いが受けている奇妙な影響。その影響は永続的なもの・突発的なもの・限定的なものなど様々。賢者が魔法使いの手を握ることによって大幅に緩和することができる。
花かけらの波	厄災によって傷ついた世界を修復するために現れる、宝石のように輝く花びらの群れ。

《魔法科学関連》

魔法科学技術	世紀の知恵者・ムルが発明した、人間でも魔法使いのように不思議の力をつかうことのできる技術。マナ石を動力源としており、主に西の国で開発が進んでいる。
塔／タワー	各国と魔法舎の計6ヵ所に存在する大きな塔。内部にある石板にマナ石をはめ込み、行き先を指定して内部のエレベーターに乗り込むことで、指定した別の塔に移動することができる。魔法科学を使用した転移装置のようなもの。賢者と賢者の魔法使いは特権的に自由な使用が許されているようだが、国境を跨ぐため基本的には国の使用許可が必要。また、マナ石は高価なため一般人はあまり使用する機会がない。

魔法科学技術

世紀の知恵者・ムルが発明した、人間でも魔法使いのように不思議の力をつかうことのできる技術。マナ石を動力源としており、主に西の国で開発が進んでいる。

塔／タワー

各国と魔法舎の計6ヵ所に存在する大きな塔。内部にある石板にマナ石をはめ込み、行き先を指定して内部のエレベーターに乗り込むことで、指定した別の塔に移動することができる。魔法科学を使用した転移装置のようなもの。
賢者と賢者の魔法使いは特権的に自由な使用が許されているようだが、国境を跨ぐため基本的には国の使用許可が必要。また、マナ石は高価なため一般人はあまり使用する機会がない。