バイク
1983年から1986年まで販売されていた原付一種スクーター。
型式はA-AF07型。
四輪のスポーツカーを思わせるスタイリングの車体に当時クラス最高出力の水冷2ストローク単気筒エンジン(7.2ps/7,000rpm・0.73kgm/7,000rpm)を搭載。
さらに排気特性を変化させるV-TACS(Variable-Torque Amplification Chamber System(可変トルク増幅排気システム))仕様のペダルにより、市街地での日常使用からサーキット(ワンメイクレースも行われた)までパワフルな走りを実現させる韋駄天スクーターとして話題を呼んだ。
軽乗用車
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1991年から1996年まで販売。
型式はPP1型。
軽自動車でありながら当時の最新技術がふんだんに使われた、オープンタイプでMRレイアウトの本格スポーツカーであった。
同年代に販売されていた2人乗り軽スポーツカーである、マツダのオートザムAZ-1とスズキのカプチーノと共に平成ABCトリオと呼ばれた。
座席後部に配置されるE07A型横置エンジンはターボのないNA(自然吸気)仕様であるが、ホンダ独自のシステム「MTREC」により軽乗用車としては強力な64馬力を発揮するものであった。
販売終了から約20年後の2015年に、同様の設計コンセプトを受け継いだS660が登場している。