「復讐なんて…ロクなモンじゃねえな…。」
概要
CV:檜山修之(配役に悪意はないと思われる)
演:金子賢
無人島(通称:墓場島)にてサバイバルゲームの合宿に他のメンバーと来ていた所、金田一一達と出会う。所属は岩野チーム。
何処か根暗なアーミーオタクで、岩野達から「協調性がない」と評されていた。
事件中は横暴な態度を見せながら接していた(ドラマでは真壁に対して執拗に暴行を加える等、印象の悪い改変をされてしまった)。
原作では帽子、ドラマではバンダナを被っている。
以下、ネタバレ注意
実はこの事件の犯人亡霊兵士(ドラマでは生き残り兵士)その人で、殺害の動機は2年前、岩野達サバゲチームの過失によって故郷の黒坂村を全焼させられ、滅ぼされたことにあった。
更に驚くべき事に、彼は金田一のクラスメートのうちの一人森下麗美(ドラマ版では鷹島友代に変更)とは幼馴染みの間柄で、しかも愛し合っていた。
高校生と付き合っているが、幼いころから親しい仲であり、さほど年齢が離れていない大学生という微妙な立ち位置をしている。金田一を騙す際に美雪の巨乳に気がある振りをしたり、意外と甘党だったりと、森下が知っている素の性格が非常に気になる人物。
村が全焼した後は東京の親戚を頼り、麗美(ドラマでは鷹島)共々上京。都内の喫茶店で談話していた所、岩野達を目撃。
そして彼は誓った。
「生きながらにして焼け死んでいった親父達の苦しみを…あいつら全員に味わせてやるんだ!」
その後、彼は大学入学後、岩野達のサバゲチームに加入し、共犯者である麗美(友代)は不動高校に転入し、復讐の機会を練っていたのであった。
犯行が暴かれた後は最後のターゲットである岩野を殺害しようとするも、金田一に制止される。
そして最期はナイフを自らの腹に突き立て(アニメでは服毒)、自殺する形で死亡した。
ドラマでは鷹島を庇い、錯乱した岩野に刺されて死亡した。ひ、ひどい…。(その後、金田一は岩野を殴り飛ばした。)
余談
スピンオフのギャグ漫画『金田一少年の1泊2日小旅行』では福引で墓場島に来(てしまっ)た金田一と美雪のもとに何事もなかったかのように再登場(「オレがあのくらいで死ぬと思ったのか」と嘯いている)。原作においてアリバイ工作として金田一と長々恋バナをしていたシーンが拡大解釈され、恋バナが大好きで、他人の恋愛を成就させたくて仕方がないおせっかい野郎に豹変しており、美雪と金田一を結ばせようと画策するが…?
また、別のスピンオフのギャグ漫画『金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿』では、共犯の麗美とはバカップル(序盤からいきなりホテルで事後)であり、徐々に髪が伸びていく様子が描かれ(ギャグスピンオフとは思えないファンサービスぶり)、トリックを仕掛ける最中などにも度々イチャイチャしていた。偶然を装い金田一達と合流した際、他にも美少女二人がいようとも内心で「麗美が一番可愛い」と悶絶したり、アリバイ工作のため麗美を殴ったら強すぎた様で麗美が半ギレ状態になっていた時は普段からは想像出来ないほど狼狽えていたので、ベタ惚れしている模様。