概要
『金田一少年の事件簿』のスピンオフ作品の一つ。単行本・電子書籍は全1~3巻。
『高遠少年の事件簿』と同様に、漫画アプリ『マンガボックス』で連載された。
原作は天樹征丸・さとうふみや、作画担当はあわ箱。
『金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿』と同様に、原作のパロディがメイン。
話が一続きなせいか、ジャンルはギャグ漫画ではなくコメディ漫画とのことである。
あらすじ
一話完結形式であり、すべてのサブタイトルは原作事件のパロディとなっていて、すべての話は原作事件の後日談という設定。キャラ崩壊が激しく、『犯人たちの事件簿』と同様に、原作と地続きとは言い難い描写が多い。 本編で死んだ人物が生きて登場したことも…
原作メインヒロインの七瀬美雪が主人公役を務めることが多く、金田一一は主人公(笑)的なキャラとして描かれている。事件ごとに原作事件のゲストが登場する(犯人が登場するケースは少ない)。
一巻の頃は頭身が高い絵柄だったが、後半に行くにつれて頭身が縮み、レゴブロックや箱ドットメーカーのような絵柄になっていった。
登場人物
ギャグスピンオフの宿命で、登場人物は原作キャラの名前を借りた別人と化している。
ここまではよく聞く話だが、美雪は最初から最後まで原作に顔が似ているのに、一はどんどん顔がいかつく薄い顔になり、後ろ髪が長くなっていった。
『犯人たちの事件簿』の一はドラマ版金田一の歴代俳優全員に似ている設定だが、この漫画の後半の一は誰にも似ておらず、二次創作における(動かしやすい)原作主人公の最大公約数のような設定になっている。
その他
ノベルスの事件は取り扱っていないが、「オペラ座館に行くのは四回目」と発言していたり、『魔犬の森の殺人』に登場した犬のユータが熊のぬいぐるみになっていたりと、ノベルスを意識した描写がなされている。
『犯人たちの事件簿』では諸事情で扱われなかった「異人館村殺人事件」についても、本作ではその問題点を描く必要が無いため漫画化された。