横川線
よこがわせん
説明
広島電鉄が運行する市内線の一つで、広島市中区の十日市町電停と、同・西区の横川駅電停とを結ぶ。全長1.4km。
1917年11月1日に、本線の本川町~十日市町と同時に開業した。当時は単線で、戦前の1938年に複線化されている。
停留場
十日市町(Y1/M12) - 寺町(Y2) - 別院前(Y3) - 横川一丁目(Y4) - 横川駅(Y5)
横川駅電停でJR山陽本線・可部線、十日市町電停で宮島線(2号線)・西広島線(3号線)などに乗り換えられる。
運行系統上の横川線
8号線と称し、横川駅電停を起点に、十日市町電停より江波線に入り、江波電停が終点となる。
6~9月を除く土休日には、レトロ電車による運行が一日2回行われ、4・5・10月は木造車を復元したモハ101、11月から3月までは元ハノーバー市電のモハ238が使用される(いずれも非冷房車のため夏場には運行されない)。
都心線
戸籍上の横川線には、本線~宇品線とをつないだ運行系統である都心線も乗り入れる。この都心線は、7号線と称し、横川駅電停を起点に、十日市町電停より本線、さらに紙屋町西電停より宇品線に入り、広電本社前電停が終点となる。運行開始は2003年4月20日。
過去にも同じ7号線が、広島駅電停を起点に、十日市町電停で本線より分岐し、横川駅電停を終点とする運行系統として存在したが、こちらは1971年5月5日の最終運行をもって廃止され、それ以後の横川線は8号線のみの乗り入れになっていた。
7号線は千田車庫、8号線は江波車庫が担当している。
2019年3月末までは8号線→7号線→8号線の連続した三角運行(横川駅で系統変更を行っていた)だったが、定時性の確保や運行本数の増加のため、7号線は広電本社前-横川駅、8号線は江波-横川駅のそれぞれの往復運行となった。