説明
広島電鉄が運営している軌道線(市内線)の一つで、広島市南区の広島駅電停と、同・西区の広電西広島駅とを結ぶ。
1912年11月23日に広島駅電停と、現在の原爆ドーム前電停との間で開業し、翌月に全通した。
1945年8月6日に原爆が投下された際には、罹災の程度が比較的低かった宮島線廿日市変電所からの電力を受け、3日後に現・観音町と現・広電西広島の両電停の間で運行を再開している。
全長5.4kmと戸籍上の宇品線に比べ若干短い(宇品線は5.7km)が、市内線の全系統が乗り入れる唯一の路線ともなっている。ただし本線の全区間を通るのは戸籍上の宮島線へ直通する2号線のみで、また現在は本線のみで完結する便が姿を消していることもあり、2号線の運行系統上の愛称は、広島駅~広電宮島口の全区間を通して宮島線とされ(かつての宮島直通便は無番だった)、停留場番号もこの宮島線にちなみ"M"で始まる。
停留場
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
M1 | 広島駅 | ||
M2 | 猿猴橋町 | 立地の都合上、ホームが狭い。 | |
M3/H3 | 的場町 | 皆実線(比治山線) 比治山下・広島港方面 | |
M4 | 稲荷町 | ||
M5 | 銀山町 | ||
M6 | 胡町 | ||
M7 | 八丁堀 | 白島線 白島方面 | |
M8 | 立町 | ||
M9 | 紙屋町東 | 宇品線 市役所前・広島港方面 | 1号線から7号線に乗り換える場合、地下通路を通って紙屋町西へ移動する必要がある。 |
M9 | 紙屋町西 | 宇品線 市役所前・広島港方面 | |
M10 | 原爆ドーム前 | ||
M11 | 本川町 | ||
M12 | 十日市町 | 横川線 横川駅方面 | |
M13 | 土橋 | 江波線 舟入・江波方面 | |
M14 | 小網町 | 安全地帯が無く、電車とホームに段差が生じる。 | |
M15 | 天満町 | 立地の都合上、ホームが狭い。 | |
M16 | 観音町 | 立地の都合上、ホームが狭い。 | |
M17 | 西観音町 | ||
M18 | 福島町 | ||
M19 | 広電西広島 | 2号線は広電宮島口方面に直通。 |
福島町までは電停。広電西広島駅より西は宮島線を参照のこと。
的場町で皆実線、八丁堀で白島線、紙屋町(東・西)で宇品線、十日市町で横川線、土橋では江波線(いずれも戸籍上)が分岐し、また広島駅で山陽新幹線、山陽本線、呉線、芸備線、可部線に、紙屋町(東・西)でアストラムラインに乗り換えられる。
本線に乗り入れる運行系統
2号線を除く市内線の本線における乗り入れ区間は以下の通り。なお運行系統上の愛称は戸籍上の路線とは異なる。
1号線(宇品線):広島駅~紙屋町東
3号線(西広島線):紙屋町西~広電宮島口
5号線(比治山線):広島駅~的場町
6号線(江波線):広島駅~土橋
7号線(都心線):十日市町~紙屋町西
8号線(横川線):十日市町~土橋
9号線(白島線):八丁堀~土橋 ※一部の便のみ
関連項目
鉄道線・・・宮島線