説明
広島電鉄皆実線は、的場町電停で本線から分岐し、皆実町6丁目電停で宇品線に合流する、全長2.5kmの軌道線。全区間、広島市南区で完結する。
第二次世界大戦末期の1944年、軍港である広島港宇品港区への輸送力強化を目的に建設され、同年12月27日に全線開業した。市の中心市街地である八丁堀・紙屋町周辺を通らずに広島港へショートカットする分、広島港フェリーターミナル対新幹線のアクセスでは重宝されやすい。
停留場番号接頭の"H"は「比治山(Hijiyama)」に由来。
停留場
本線からの連番となっているためか、H1・H2は欠番である。また、何故か宇品線とも番号がつながっている。
乗り入れる運行系統
現時点で皆実線に乗り入れてくるのは、広島駅~比治山下~広島港を結ぶ5号線(比治山線)のみである。
一部に宇品2丁目や皆実町6丁目で折り返す便があるほかは、すべて全区間を通し運行する。700型・800型を中心とする単車と、超低床連接車1000型が使用されることが多いが、平日の朝夕通勤時間帯には、1000型以外の連接車も使われる。
なお、古くは戸籍上の皆実線そのものが比治山線という路線名を用いていた時期があり、これが現在の5号線の愛称にもなった。