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ラフィン・コフィンの編集履歴

2020-12-16 08:04:54 バージョン

ラフィン・コフィン

らふぃんこふぃん

ライトノベル『ソードアート・オンライン』に登場するギルド。全編を通し、主人公達にとっては忘れ得ぬ敵でぬぐえぬ悪夢。略称は『ラフコフ』。

「イッツ・ショウ・タァーイム!!」


概要

SAOはゲーム開発者の茅場晶彦によって自発的なログアウトが不能で且つ、ゲームオーバーになれば本当に死んでしまうデスゲームと化していた。


当初は信じなかったプレイヤー達もそれを受け入れ、盗賊行為に走ったプレイヤーであってもどのようなことがあろうともHPを0にしない不文律があった。本当に死んでしまうし、彼らだって元は犯罪者でもなんでもないただのゲーマーなので当然である。


が、ゲーム攻略序盤からプレイヤー同士の対立を煽って、PKを煽動するなど不穏な動きを見せるプレイヤー達の姿が見え隠れしていた。そんな中で結成されたのがこの笑う棺桶(ラフィン・コフィン)であった。

デスゲーム開始から1年後、2023年12月31日。フィールドで忘年会をしていた小規模集団を急襲しこれを全滅させる。翌日、情報屋や新聞屋のプレイヤーに対し犯行声明を送付。以後、ラフコフに限らず犯罪者プレイヤーが殺害にまで走ることが当たり前に起こるようになってしまった


その悪辣さと恐るべき手口

「本当に死んだのか確かめる術はない」「やってはいけないことはシステム的にできない、PKはそうではないのだからやってもよい」「どうせゲームなんだから楽しもう」…こういったものが彼らの常套句である。

上述するプレイヤーの対立を煽って、殺し合いを仕向けるのは序の口。武器や食料、水などプレイヤーが触れるものに麻痺毒を仕込んで、行動不能にして殺すのがファンの間では有名。そのほかにも眠っているプレイヤーの手を動かして完全決着のデュエルを選択させて眠っている間に殺す(通称睡眠PK)、アインクラッドの外周を出口に設定した回廊結晶で外周に落として殺す、モンスターの群れに放り込むなどSAO内では数々のPKが浸透していた。


その中で、ラフィン・コフィンは数多く存在する犯罪者ギルドの中で最も恐れられ、リーダーのPoHのカリスマ性も相まって装備やレベルこそ攻略組のプレイヤー達には及ばないが、その悪行は攻略組も恐れていた。一度は和解を試みたが、そのために派遣されたプレイヤーが殺されるという結末を辿り、交渉の余地もない殺戮集団であった。


イッツ・ショウ・タイム!!

ラフィン・コフィンの決め台詞。リーダーのPoHと幹部のみが用いる決め台詞で、SAOの生還者の中にはその台詞を口にした人物がラフィン・コフィンと疑ったことがある。


PoH

ユーモラスなキャラ名に反し、印象的な声に顔こそ余り見えないが整った容姿で数カ国の言語を話すなど、独特の雰囲気で高いカリスマ性を誇った。モンスターを斬ればスペックダウンし、プレイヤーを斬ればスペックアップする魔剣・友切包丁(メイト・チョッパー)と黒い皮ポンチョ、フードから見えるタトゥーが特徴。


赤眼のザザ

赤い目が覗く髑髏マスクの男。エストックの達人で、殺した相手のエストックをコレクションする趣味を持つ。言葉を少しずつ、区切って話すくせが特徴。


ジョニー・ブラック

赤眼のザザとコンビを組んでいた短剣使い。顔をフードですっぽり覆っていて、素顔をうかがい知ることは出来ない。短剣に毒を塗ってPKを行う毒ナイフ使いとして知られている。


この他、半ば脅迫される形でラフィン・コフィンに加入したプレイヤー等も存在し、彼らは主に情報収集や装備、回復アイテムの調達を行う末端のメンバーだった。オレンジプレイヤーは街に入ることが出来ないため、こうした実行部隊に所属しないグリーンプレイヤーは欠かせない。他の犯罪者ギルドよりも組織としての完成度は高く、レッドプレイヤーのみの実行部隊とその支援を行うグリーンプレイヤーなど現実の犯罪組織さながらに大きなギルドであった。


末路とその過程で起きた地獄

2024年8月、ゲーム攻略が後半にさしかかったところで、ラフィン・コフィンの悪行を見かねると共にゲーム攻略の妨害を懸念した攻略組が血盟騎士団と聖竜連合を始めとした討伐隊を編成。キリトアスナもこの戦いに参加していた。


提供された情報を元にアジトへ向かい、捕縛しようと試みるが情報が漏れて奇襲を受ける。不意を突かれたが、攻略組の方がラフィン・コフィンより圧倒的に装備もレベルも高く持ち直しつつあった。


が、あくまで殺すのではなく捕縛を想定した討伐隊は殺しの快楽に溺れた敵の狂気に圧倒され、逆に恐怖して大勢が殺され、血みどろの地獄絵図が展開された。そして、恐怖に駆られた討伐隊も士気崩壊・錯乱状態になって手加減ができなくなってしまう。この混乱の中でキリトも二人を殺し、最終的にラフィン・コフィンは21人、攻略組も11人が犠牲となった。この一件はキリトやアスナら多くの者にとっては思い出したくない、最悪の出来事となっていた。


この戦いで幹部メンバーの赤眼のザザとジョニー・ブラックは捕縛されたが、肝心のPoHは取り逃がしており、他にも数人を取り逃がすこととなった。とはいえ、実質的に壊滅したことでラフィン・コフィンの脅威は表向きは消滅した。また、末端のグリーンプレイヤーを始め、その場にいなかったメンバーは捕縛されなかった。


現実世界のラフィン・コフィン

SAOがクリアされ、ラフィン・コフィンのメンバーも現実世界に帰還した。しかし、彼らの中には未だにSAOにおけるPKの快楽に溺れて現実世界で殺人衝動を燻らせる者がおり、その者が別のゲーム新たな殺人計画を企てる。


彼らのそのあり方は未だに自分がアインクラッドの剣士という意識が残るキリトやアスナ、GGOでスナイパーである意識が根付いた少女にも通じる者があり、それらは総じて未だに心がSAOに閉じ込められた状態であった。


後に発売されたSAO事件の記録は世界各国で出版され、海外のVRプレイヤー達にもその名を知られ、『アリシゼーション』編のアニメオリジナルシーンでは中国と韓国のプレイヤー達の同士討ちのきっかけになった。


蘇る悪夢

ラフィン・コフィンによる新たな殺人事件が解決した次の年の夏……新たなる仮想世界で再びキリト達はラフィン・コフィンと戦うこととなる。


関連タグ

ソードアート・オンライン POH 赤眼のザザ ジョニー・ブラック 暗殺者 サイコパス



























































地獄の恐るべき真実

『アリシゼーション』で再びPoHがキリト達の前に現れた時、恐るべき真実がPoH本人から明かされる。


攻略組にラフィン・コフィンのアジトの情報を漏らしたのは、他でもないPoH…本名ヴァサゴ・カザルスであった。サンフランシスコのスラム街で日本人の父とヒスパニックの母の間に生まれた彼は、その生い立ちから潜在的に日本人、ひいては東アジア人種すべてを憎悪していた。デスゲーム下においてその憎悪が噴出。初期のPK扇動もラフィン・コフィン結成も、憎い黄色いサルどもに殺し合いをさせるためにしたことだったのである。

その後ラフィン・コフィンが大きくなりすぎ、舵取りに飽きていたPoHは攻略組…その中でも特別執着しているキリトに人殺しをさせたいがためにアジトの情報を攻略組に伝えた。


それに合わせ、迎撃できるタイミングでラフィン・コフィンに討伐隊の情報を教え、あの地獄を演出し、PoH本人は隠れてそれを見物しており、キリトが二人を殺した時は狂喜していた。


キリトがやむを得ないとはいえ人を殺したことを引きずっていたことを知るアスナ達にしてみれば、当然のことながら許せるわけがなく、PoHへの怒りを募らせた。


地獄の関連タグ

自作自演

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