I love you I love Mao Mao
憧れのマイヒーロー
そう いつの日か 私もヒーローになる
概要
製作はTitmouse
監督は『OK K.O.! めざせヒーロー』のスタッフで、本作品の声優も担当しているParker Simmons。
猫・アナグマ・コウモリで構成された3匹のケモノが、迫りくるモンスター・悪党からアーティファクトを守るために奮闘する作品。小刻みのよいギャグと教訓、スピードのあるアクションシーンは必見。
登場しているキャラクターは全てケモノ・獣人であり、本家アメリカのケモナーからも人気が高い。脚本家や歌手に日本人が採用され、本作が放送される前のパイロット版や絵描き歌にも日本語が使われているなど、日本へのリスペクトを意識している。
2020年4月5日、日本で「マオマオ ピュアハートのヒーロー」のタイトルで放送開始。以降は不定期に行われるカートゥーン・スペシャルで数話分を一気に放送している。
40話の放送をもってシーズン1が終了し、シーズン2が予告されている。
ストーリー
偉大なヒーローを目指して旅をしている「マオマオ」と、半分イヤイヤな「バジャークロプス」は、ひょんなことから海賊に一泡吹かせて逃走中に、伝説の中の伝説のアーティファクトであるルビー・ピュアハートを傷つけてしまい、世界から隔絶されていた平和な王国ピュアハートバレーの存在を露わにしてしまう。責任を感じたマオマオは、ヒーローに憧れる女の子「ラブリバット」を仲間に引き入れ、王国の保安官となった。
キャラクター紹介
名前の横の()は日本語版における名前
メインキャラクター
Mao Mao(マオマオ)
CV:Parker Simmons/鈴木達央
本作の主人公。フルネームは「Mao Mao Mao(マオ マオ マオ)」赤い甲冑とマントを装備した黒猫。父シンマオより授かりし黄金の刀Geraldineを振るい、ピュアハートバレーの平和を守る保安官。後世に語り付かれる伝説のヒーローになる夢を抱いている。非常に世話好きかつ自信家でヒーロー然している一方、それを証明するために、とんでもない無茶・奇行・物事の誇張をしでかすのが玉に瑕。
名前の由来は猫の中国語読みのMaoから。
Badgerclops(バジャークロップス)
CV:Griffith Kimmins/木村昴
マオマオの相棒を務める、眼帯が特徴のサイボーグのアナグマ。戦いにも日常でも活躍する優れたメカニック技術を有する。かつてはサイドロ団の用心棒だったが、雇い主に見捨てられてピンチの所をマオマオに救われ、以降は共に行動している。基本的に穏やかでジョークが好き、甘い食べ物には目がない。
彼の名前は、アナグマを意味するBadger(バジャー)とギリシャ神話のサイクロプスを掛け合わせたもの。パイロット版では白熊だった。
Adorabat(ラブリバット)
CV:Lika Leong/引坂理絵
スイートパイの1匹である、胸のハートマークと義足が特徴のコウモリの女の子。年齢は5歳。基本的に夢見がちな他の住民たちと多少感性が違っており、幼いながら強い正義感と暴力等、刺激的なものが大好きという危なっかしい性格。王国の外の世界からやってきたマオマオとの出会い、共に海賊を退治したのをきっかけに、彼のサイドキックとなって活躍する。
彼女の名前のAdora(アドラ)の由来はAdorable(かわいらしい)からとっており、日本語版ではLovely(愛らしい)に変更されている。
Sky Pirates(スカイパイレーツ)
Orangusnake(オラウースネーク)
CV:Christopher McCulloch/山本高広
スカイパイレーツの頭を務める悪党。コブラの頭にオランウータンの胴体、その胸にオランウータンの顔がついてる。飛行船に乗ってピュアハートを強奪しようとするも、マオマオらの2度の活躍で船が大破、以降は壊れた船を拠点として度々悪事を働く。様々な形に変わるエネルギー出力武器を扱う。夢はピュアハートを強奪して伝説的な海賊になること。
Ramaraffe(ラマラフ)
CV:Debra Wilson
サイボーグのキリンで一行の紅一点。伸縮自在、望遠鏡にもなる首を持つ。おバカで非常に喧嘩っ早く、たとえ上司だろうとやられたらやり返す。
Boss Hosstrich(ボス・ホストリッチ)
CV:Christopher McCulloch
サイボーグのダチョウ。足が速く、胸から様々な爆弾を発射する大砲を収納している。基本的にのん気で社交マナーに長けている。
Ratarang(チューメラン)
CV:Parker Simmons
サイボーグのネズミ。体をブーメランに変形して遠くまで飛んで戻ってこれる。一行の中でも小さいと同時に知恵者であり、思いもよらない発想でオラウースネーク一行らをサポートする。
上記の4匹の他にもメンバーがいたが、マオマオらの一度目の襲撃による飛行船の爆破で船が傾き、そのまま落下して消息不明に。
Sweetypies(スイートパイ)
ピュアハートバレーに住む人たち。住民全員が人畜無害の可愛らしい姿かたちをしている。ピュアハートのおかげで外部から隔絶され、長い間平和な時代が続いた為に、住民たちのほとんどはロマンチストで騙されやすい性格である。
王国関係者
King Snugglemane the 25th(スレグラメイン25世/王様)
CV:Parker Simmons/太田哲治
ライオンのスイートパイでピュアハートバレーを代々守る王様。王様らしく、ナルシストで自分が1番じゃないと気がすまないが、人知れずハープシコードの練習をするシャイな所も。
Quinton(クイントン)
ハトのスイートパイの執事。無口で仕事をテキパキこなす。
Camille(カミール)
カメレオンのスイートパイで王国に仕える魔女。非常にエキセントリックかつ物事を忘れっぽいおばあちゃん。
Honey(ハニー)
リスのスイートパイでカミールの弟子の見習い魔女。無口だが表情は豊か。
Rhett(レット)
犬のスイートパイで宮廷料理人。
住民の皆さん
Benny(ベニー)
Penny(ペニー)
犬のスイートパイ。黄色いのがオスのベニー、ピンク色がメスのペニー。2匹は恋人である。
Big Thumb Pete(ビッグサム ピート)
カンガルーのスイートパイ。右の親指が大きい、指ずもう大会のチャンピオン。優勝者であるがゆえに自信家。
Chubbum(チャバム)
CV:深増祐一
カエルのスイートパイで赤いブーツを履いている。一度聴いたらそうそう忘れられないような声が特長。
Chester Nutz
ヤマアラシのスイートパイ。ケヴィンとは親せき。
Clark Lockjaw(クラーク)
オットセイのスイートパイ。テレビ局のリポーターで「ミミミ…」としか喋らないがスクープにはわかるらしい。
Cluckins
ニワトリのスイートパイで、農家を営む30歳。
Farmer Bun
ウサギのスイートパイ。Farmerという通り農家を営んでいる。小さな見た目と裏腹に力持ち。
Gary
ワニのスイートパイ。
Ketchup(ケチャップ)
ビーバーのスイートパイ。ダンスが好きで怖いものが苦手な普通の女の子。
Kevin(ケヴィン)
ハリネズミのスイートパイで5歳。やたらと不幸な目に遭いやすい。
Lucky(ラッキー)
ハムスターのスイートパイ。第1話で王国に落下したマオマオらと初めて遭遇した男の子。グロテスクなものには気絶するほど弱い。
Mail Mole(モグメール)
モグラのスイートパイ。せっかちなおじさん。
Marion(マリオン)
ウマのスイートパイ。体を鍛えるのが好きな女性。
Muffins(マフィン)
ネズミのスイートパイ。得意料理であるチェリーパイをふるまう一児の奥さん。
Ol' Blue(ブルー)
犬のスイートパイ。セラピストを務めており、物静かな性格(でもやっぱり騙されやすい)。第7話においてマオマオの活躍をスゴくないと語るが、それがきっかけで…?
Pinky(ピンキー)
サイのスイートパイ。体色がピンクなうえに、乗用車のカラーリングにもするなどピンク色の物が大好き。エキセントリックかつわがままで、よく他のキャラとトラブルを起こす。
Scoops(スクープ)
ロバのスイートパイでテレビ局のアナウンサー。徹夜も辞さないほど仕事に対して非常にプライドが高い。
Slim Pigguns(スリムピグ)
ブタのスイートパイ。モンスタートラックを乗り回す。
Sloth Smith(スロースミス)
ナマケモノのスイートパイ。スミスという名前の通り鍛冶屋を営んでいる。
Vic
アルパカのスイートパイで理髪店の店員。
ヒーローたちの血縁者
マオマオ関連
シンマオ(Shin Mao)
CV:Clancy Brown/山本高広
マオマオとSistersの父。足裏にジェット機能が搭載された黄金の鎧をまとい、その身丈にあう黄金の大剣、予備として燃える短剣を所有している。妻からマオマオの様子を見てほしいと王国へ来訪した。その強さゆえか強引な性格な上に、親として非常に問題がある人物で、多くの経験を積んだマオマオを未だに過小評価している。
母親
シンマオの妻で、姉妹とマオマオの母親。
Sisters
マオマオの5人の姉。父からそれぞれ黄金の武器を授けられた。
Brunhilde(ブリュンヒルデ):長女。男と見間違えるほどの筋骨隆々な体躯に、西洋の鎧を装備している。あらゆるものを貫くThe Golden Spearを有する。
次女:黄色い薄着。超スピードを可能とするThe Golden Scarfを有する。
三女:紫色の着物を着ており、姉妹弟で唯一、父と同じ黄色のアイカラーをしている。帽子の裏側にたくさんのアイテムが入る無限空間となっているThe Golden Hatを有する。
四女:ハチマキに胴着という出で立ちから格闘家と思われる。あらゆる攻撃を跳ね返すThe Golden Banglesを有する。
五女:魔術師のような緑色のマントを羽織っている。千里眼が可能となるThe Golden Eye Contactsを有する。
彼女らのうちの一人のMinori(ミノリ)は、ヒュドラをソロで退治するほどの実力を有している。
バジャークロップス関連
Gerald(ジェラルド)
バジャークロップスの従兄。まだ右手がロボットアームになる前の幼い彼から、マジックでお金を盗んでアイスを食べるなど、食いしん坊でイジワル。
ラブリバット関連
Eugene
ラブリバットの父親。大きな鼻と胸のスペードマークが特徴。
Sonara
ラブリバットの母親。胸のダイヤマークが特徴の探検家。故人。
その他のキャラクター
Thicket Thieves(サイドロ団)
バジャーがかつて用心棒として加入していた、パドルランドで悪名高い追いはぎ集団。カエルのTiny Toadをリーダーに、モグラのBullmozer、ネズミのRatracerがいる。彼らはターゲットであるマオマオに襲い掛かるも、バジャーを除いて全員返り討ちにあって逃走したが、のちに逮捕された。
Rufus(ルーファス)
Reggie(レジー)
「スペシャルマン」というコンビを組むキツネとアライグマ。本編の3年前から、ピュアハートバレーの住民たちにTakesgiving(あげちゃうデー)なるイベントを開催して貴重品を集めているが、その正体は詐欺師。疑う心を持たない住民達をカモにし、今年もいつも通り開催していたが、保安官のマオマオに目を付けられ、彼を黙らせようと策を講じる。
Bao Bao(バオバオ)
マオマオのかつての相棒である、大剣を背負った柴犬。獣人のキャラが多い中では珍しい、4足歩行するモノホンの動物。第10話で「Beware the monster Bao Bao(バオバオモンスターに気を付けろ)」という、王国の玉座の前に残されたメッセージから、マオマオは彼が王国を襲撃してくると考え、住民一同で防衛体制を敷くが…?
Bobo chan(ボボちゃん)
バジャークロップスが拾ったタマゴから産まれた爬虫類タイプのモンスター。右前足がバジャーとそっくりな模様をしており、体液は強力な酸となっている。その可愛さで父性に目覚めたバジャーが育てるも、散歩中にはぐれてしまう。
Tanya Keys(ターニャ・キー)
CV:Ming-Na Wen/皆川純子
とある人物を捕まえに王国へやってきた、賞金稼ぎのタヌキの女性。葉っぱを使った分身や変身など、まるで忍者のような妖術を使いこなす。かつてマオマオとコンビを組んでいたが、悪党を捕まえる為ならルールを破ることも辞さない考えを持っており、法律を重んじる彼との方針の違いからコンビを解消した。
用語
Ruby pure heart(ルビーピュアハート)
ピュアハートバレーの頂上にそびえたつハート型の巨大な結晶体。地域一帯の存在を覆い隠すなど強大な魔力を秘めているが、バイクにぶつかってひびが入ったりするなど意外ともろい。
Pure heart valley(ピュアハートバレー)
極一部の人物がその存在を知っているという、魔力によって覆い隠された国家。黄山の様な山の頂にルビーピュアハートとお城が、麓にはヨーロッパ形式の建築物が建ち並び、乗用車も存在するなど文化水準はやや現代的。
Monster(モンスター)
本作の世界に生息する野生のモンスター達。恐竜・クラゲ・ドラゴンなど、その姿かたちは千差万別。一部のモンスターはルビーピュアハートを狙っているが、その理由は現段階では不明。
Geraldine(ジェラルディン)
マオマオの愛刀。黄金に輝いており、折り曲げる事も戻すこともできるなど、柔軟性が高いが、シンマオからしてみればおもちゃ扱いだという。
Aerocycle(フライングバイク)
マオマオが愛用する単輪バイク型マシン。ホバリング機能持ちで複数人乗車可能。内部に搭載されたジェムがエネルギー源であり、ジェムは大型船も動かせるほどの出力を秘めている。
エピソードリスト
()で囲まれたエピソードは日本語版で順番が変えられたもの。
シーズン1
タイトル | 日本語訳 | |
---|---|---|
1 | I Love You Mao Mao | ようこそマオマオ! |
2 | Perfect Adventure | カンペキな冒険 |
3 | No Shortcuts | 近道はナシ! |
4 | Ultraclops | ウルトラクロップス |
5 | Mao Mao's Bike Adventure | 消えたフライング・バイク |
6 | Breakup | マオマオとバジャーの大ゲンカ |
7 | Not Impressed | マオマオはスゴくない!? |
8 | Enemy Mime | マネッコ・モンスター |
9 | Outfoxed | ペテン師にご用心! |
10 | Bao Bao's Revenge | バオバオの復讐 |
11 | Popularity Conquest | めざせ 人気者! |
12※ | Sick Mao | 風邪にご用心 |
13 | Thumb War | 指ずもう大会 |
14 | All by Mao Self | 伝説はひとりで作る!? |
15 | He's the Sheriff | 王様、保安官になる! |
16 | Bobo chan | ボボちゃん |
17(20) | Small | シンマオ登場! |
18 | Legend of the Torbaclaun | トーバクラウンって何? |
19 | Tanay Key | ターニャ・キー |
20(17) | Weapon of Choice | 無敵のカタナ |
※現在12話は、新型コロナウイルスの影響により、放送が無期限延長中である。
関連イラスト
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番組宣伝
本家英語版オープニング
日本語版オープニング
パイロット版
3匹の絵描き歌(みんなも描いてみよう)
余談
『OKKO』のクロスオーバー回「Crossover Nexus」において、あるヴィランによって石化されたカートゥーンネットワークのキャラクターの中にマオマオのシルエットが確認されている。
英語表記・表記揺れ
MaoMaoHeroesofPureHeart maomao マオマオピュアハートのヒーロー マオマオ
関連タグ
ファンタジー アクション アドベンチャー ギャグ ヒーロー ケモノ