概要
黄山の名は伝説上の王、黄帝がこの山で不老不死の霊薬を飲み、仙人になったという言い伝えに基づいている。秦の時代には黟山(いざん)と称されていたが、唐の時代には現在の黄山の名前に改められた。峰と雲が織り成す風景は、まさに仙人が住む世界「仙境」と言われている。多くの文人が憧れ、水墨画、漢詩などの題材となった。
伝説の仙境を彷彿とさせる独特の景観から、古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と言われ、数多くの文人が訪れた。
1990年12月、ユネスコの世界遺産リストに指定されたことから始まり、2004年にユネスコの「世界ジオパーク」登録。2018年にはユネスコの「生物圏保護区」(人間と生物圏計画)登録もされた。中華人民共和国国家級風景名勝区(1982年認定)、中国の5A級観光地(2007年認定)。
関連タグ
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