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明治ハイカラ
文明開化を迎えた明治時代には、当時の日本にはない西洋の文化を取り入れたお洒落なファッションが注目を浴び始めていた。西洋のファッションを代表する、丈が高い襟(ハイ・カラー)が由来となり、「ハイカラ」は瞬く間に明治時代の流行語となった。
大正ロマン
19世紀にヨーロッパで展開した精神運動『ロマン主義』が語源。明治と昭和に挟まれ、15年と短いながらも激動の時代であった大正時代は、経済的成功や都市化など新しい時代への理想に満ち溢れていた事から、ロマン主義に準えてこの様に呼ばれるようになった。
昭和モダン (戦前の文化)
モダンとは、日本語で「近代的」という意味。昭和時代は第二次世界大戦を挟んで戦前と戦後に時代が分かれており、昭和モダンは昭和初期の1930年代に花開いた、西洋と日本の文化を織り交ぜた独自の近代ファッション、文化のこと。
昭和レトロ (戦後の文化)
第二次世界大戦が終戦し、昭和の街並みが復興した1980年代。当時、昭和モダンと呼ばれていた戦前の文化やグッズを懐かしみ愛好するというレトロブームが日本中で巻き起こった。
平成候補
平成トレンド
本来はアメリカの経済用語であった「トレンド」という言葉は、バブル景気を迎えた平成初期に流行語となった。その後、トレンディドラマブームが起こり、ファッションやグルメ等の流行を発信する際に用いられるようになる。平成後期のSNSが普及した時代にも、リアルタイムに話題なものを確認する言葉として欠かせない言葉となる。
平成ポップ
バブル景気を迎えた平成時代には、既にテレビやネットが当たり前のように普及し、ファッション・音楽(J-POP)・ゲーム・アニメといった日本独自のポップカルチャー(大衆文化)が多く生まれ、広く親しまれるようになった。
平成エモ
80年代から音楽シーンで広まった「エモい」という言葉で、感情が揺さぶられるという意味を持つ。平成後期に若者言葉として幅広い世代に認知され、インスタ映えなどが意識されたSNSの時代に流行語となった。
※また、平成はインターネットの急速な成長を目の当たりにした時代であった事から、候補に『平成サイバー』や『平成テクノ』、『平成デジタル』、『平成ハイテク』といったインターネット時代に重きを置いた意見も多く見られるが、ネットはこれからも更に成長し続けるであろう事から賛否が別れがちになる。