氷結界の龍トリシューラ
ひょうけっかいのりゅうとりしゅーら
破壊神より放たれし聖なる槍よ、今こそ魔の都を貫け!
シンクロ召喚! 氷結界の龍トリシューラ!
カードテキスト
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる
(手札からはランダムに選ぶ)。
解説
これは「対象を取らない効果」の為、「闇の幻影」等、ローコストのカウンター罠では防ぎ辛いのも、このカードの有用性を高めている。
デュエルターミナル第8弾に収録された(のちにGOLD SERIES 2011に再録)シンクロモンスター。
伝説の槍、トリシューラをモチーフとしたモンスターであり、モチーフ通りの3か所を同時に滅ぼす強力な除外効果を持ちながら、シンクロ素材指定なしという汎用性の高さゆえ、ループコンボで複数回召喚して相手のカードを消し去り、ガラ空きの相手に2700*3=8100の直接攻撃で1キルするなど大暴れしたため、2010年9月1日に制限カードに指定される。
制限カードでもカードショップなどでは高値で取引される場合が多かった。
デュエルターミナルの世界ではその封印を解き放ったことで世界が壊滅した。
アニメ『遊戯王5D's』ではチーム太陽の谷川甚兵衛の回想に登場。分厚いガラスケースに入れられ、希少なカードとして扱われている。甚兵衛はこのカードを一目見ただけで「最強のカード」と評している。しかし、これを彼女からプレゼントされたミツルは「趣味じゃない」と放り投げた。
デュエルターミナル以外のゲーム作品でもアニメでの機皇帝やシューティング・スター・ドラゴン同様謎の石版から与えられたカードの一枚(ただし最終戦以外では白紙になっていて使用できない)として登場したり、入手可能なパックの出現条件がかなり厳しかったりと最強クラスのレアカードとして位置づけられている。
そして、2012年3月1日より遂に禁止カードとして御用になった。
DT世界を締めくくる弾の看板として登場し、満足声優から口上(※上記。アニメで実際に使用されたものではない)をもらい、2月末時点でもエクストラデッキ内の使用率はA・O・Jカタストルに次ぐ第二位であった。
「コイツに沢山やられたけど、自分もコイツに何度も助けられた」というようなデュエリストも多く、今までの禁止になったシンクロモンスターたちとは違い、惜しむ声も多い。
禁止カードに指定された後も、THE GOLD BOX(2012年8月25日発売)やDUEL TERMINAL -クロニクルIII破滅の章-(2012年11月6日から稼働)に収録されている。
その根強い人気のためか、(あるいはシンクロ推しの販売戦略のためか)2013年9月1日、制限カードに復帰した。
手札誘発・墓地誘発が強力な武神の抑制と言う事もあるが、何よりもエフェクト・ヴェーラー、フォトン・ストリーク・バウンサー等の効果を使う前に無効にするカードの増加の影響も大きいだろう。
相性のいいチューナーの多くが制限強化されているのも一因か。
2019年7月1日に準制限カードになり、2019年10月1日に制限解除されたが、2020年4月1日にはまた制限カードに指定された。
派生カード
氷獄龍トリシューラ
融合モンスターとしてリメイクされた氷結界最強の龍。
除外できるカードの場所が全く別の場所へ変更されたので用途も変わっている。
氷結界の還零龍トリシューラ
トリシューラの最終形態。
シンクロ召喚時の効果が、相手のフィールドのカードを3枚まで対象を取らずに除外するものに変化している。そして、シンクロ召喚している場合に相手に破壊されるとEXデッキもしくは墓地から本家トリシューラを攻撃力3300の状態で呼び出し、さらに相手の表側表示モンスターの攻撃力を半減させて効果を無効化する効果を得ている。