概要
西国の沼に拠点を置き、長い年月をかけて宝玉を作る鬼の大妖怪。
世襲制であり、作中には初代とその息子の二代目が登場する。
初代
CV:大友龍三郎
犬の大将の旧友。彼の頼みで、その墓所である「あの世とこの世の境」に繋がる宝玉「黒真珠」を作り、後にそれは大将の息子である半妖・犬夜叉の右目に秘匿されることになった。
後に犬夜叉はこの黒真珠を介して大将の墓所を訪れ、殺生丸との死闘の末に鉄砕牙を入手する。
晩年には四魂のかけらを入手するが、悪用防止のために自らの死と共にあの世へ持ち込み誰にも触れられないようにする。
そのような厳格な性格のため、かけらを求めてきた犬夜叉と激しい戦いを繰り広げるが、彼を認めて自身の骸を覆う金剛石の殻を鉄砕牙で斬らせ「金剛槍破」を託した。
二代目
CV:斎藤志郎
初代宝仙鬼の子。先代に比べれば温厚な性格で、「(2つ目の)黒真珠を作れ」という犬夜叉の高圧的な要求にも「作ることはやぶさかではないが、まだ修行中の身」と顔色を変えることなく応じている。
その後(『半妖の夜叉姫』の時代より約18年前)、理玖から提供された「十六夜の紅差し」を材料に用いることで新たな黒真珠を作成する。本来ならば完成には100年を要したが、紅差しと共に貸与された「緑色の虹色真珠」の力を使い、4年という短期間で仕上げた。
虹色真珠と紅差しは必要なくなったため理玖に返すが、「黒真珠と共に犬夜叉に渡してくれ」という願いを受けて紅差しを再度預かり犬夜叉に届ける。
その際、報酬替わりに金剛槍破を見せてもらった(ただし、その場で考えなしに使ったため犬夜叉が住む小屋が半壊し、犬夜叉はかごめから当然の如く「おすわり」させられた)。
なお、この新たな黒真珠だが、以前のもの同様に犬夜叉の右目に封印された(ただし、これは犬夜叉自身の意思によるもの)。
それから約4年後、生まれたばかりのもろはを逃がした直後、殺生丸の手で無理やり摘出されてしまい、犬夜叉とかごめを吸い込んでしまった。
麒麟丸曰く
「(2人…犬夜叉とかごめを)助けたな?」とのことだが、はたして・・・・