※「くりぃむレモン」と表記される事が多いが、正しくは「くりいむレモン」である。
概要
1984年に第1作「媚・妹・Baby」が制作され、異例の大ヒットとなり、後に数多くの作品が「くりいむレモン」シリーズとして制作された。
日本初のアダルトアニメと紹介されることもあるが、これ以前にもアダルトアニメは存在するので誤りである。
特筆すべきはアングラ的存在であったそれを大きく世の中に知らしめたことである。
現在も業界で活躍する有名スタッフや有名声優が多数参加していたが、当時は匿名で参加した者が多い。
それを公表している人物としては、及川ひとみ(亜美シリ-ズ主演)やうるし原智志(ホワイトシャドウ作画監督)、あんのひであき(ポップチェイサー原画)、宮崎一哉(青い性、続・黒猫館絵コンテ、演出)などがいる。
またアニメの他、18禁アダルトゲームや一般向け映画(アニメ、実写)がある。
またメディアミックスとしてアイドルグループレモンエンジェルが結成され、一般向け深夜アニメ化もされた。
2014年、「くりいむレモン30周年企画」としてDMM.comにて『くりいむレモン FourSeasons』が展開されたが、アイテム課金制と往年のファンからの不評で人気が振るわず、僅か半年の2015年1月でサービス終了となった。
主な作品
旧シリーズ
- 亜美・シリーズ:原点にして頂点。亜美が初体験時、絶頂に達して発したセリフ「亜美飛んじゃう!」はオタクの間で流行語に。 これを越える作品が出なかったことが、後のシリーズ迷走の一因となった。
- エスカレーション・シリ-ズ:全寮制の女子高でSM百合。余談だが『くりいむレモン FourSeasons』では制服が濃緑色のボレロ+ハイウエストスカートに変更されていた(本来はセーラー服)。
- ラル・シリーズ:ビキニアーマーと淫獣の触手。
- いけないマコちゃん(前後篇):多重人格 アニメ界の大物スタッフの平・・弘と幕野内味美が参加していたとされ、POPCHASERと並ぶ程の話題作となった。
※以下は、単発のシリーズ。
- POPCHASER:アニメ界の超大物スタッフが匿名で参加したとされ(少なくともここを見てる人間なら大半が知っている)、出演声優も今では考えられない大物が目白押し。
- スーパーバージン:超能力+学園もので、意図的にエロアニメ臭を廃した牧歌的なキャラデザインが特徴だったのだが、あまりにも面長すぎたためムーミン呼ばわりされ、抜けないエロアニメの代表格として語り継がれている。
- 黒猫館:昭和初期、書生の主人公が田舎の未亡人と娘、メイドが住む館にて体験する淫猥な日々を描く。その雰囲気はシリーズ中でも突飛しており、内容含めて高い完成度を有する(後年になって続編が作られたが、評判はあまり良くない)。
- ハプニング・サマー:少女の、姉の恋人への淡い憧れと、幼馴染の少年との恋物語。
- STAR TRAP:SFもの。超能力を有する二人の宇宙警備員少女が、宇宙規模の危機に対処する冒険を描く。二人組の少女という点から、某作品のパロディ的な側面も持つ。
- なりすスクランブル:学園の平和を守る美少女のドタバタギャグ作品。
新・くりいむレモンシリーズ
仕切り直しされた、新シリーズ。
- 森山塔ゲストスペシャル:漫画家・森山塔氏を招き製作された。「五時間目のビーナス」「放課後×××」の二作で、学園もの。後の漫画家シリーズでも一作作られている。
- ホワイトシャドウ:オカルトホラーもの。新体操に打ち込む少女と、彼女を想う二人の男子学生が、謎のペンダントにより恐怖の体験をする。
- 魔人形 (madol):ホラー、もしくは奇譚。ホワイトクリスマスの夜に、五年間行方不明だった姉の友人に誘われ、淫靡な体験をする少年の物語。
- e・tude〜雪の鼓動〜:ポスト亜美シリーズを狙い製作された。二話まで作られ打切りに。心臓の弱い少女の悲恋もの。
- ゆめいろBUNNY:うさぎ(ウサミミ少女)を購入したスケベな少年が、様々な少女たちと知り合いエッチするファンタジーもの。
- サマーウィンド〜少女たちが運んだ夏〜:恋人を失った青年が、夏の海で少女と出会う。彼女と親しくなるも、その少女も秘密があった。夏の海を舞台にした悲恋の物語。
- 二人のハートブレイクライブ:異星人からアイテムを貰い、大人の少女に変身した幼女が、想いを寄せる青年に迫るが……当時に人気だったとある魔法少女ものの、エロパロ的な内容。
くりいむレモンスペシャル
- DARK〜ダーク〜:森の奥の古城に住む、男の精力を吸い取る魔女の元に、男二人が迷い込む。中世の西洋ホラー的な作風の一作。
関連タグ
プロジェクトA子:派生作品。元はこのシリーズの一作として企画されたが、企画の進行と共に別シリーズとして分割された。
ゲームセンターCX:有野課長の得意分野(と思われるも本人がはぐらかしており、真偽は不明)