ベリアス
べりあす
FFT
初出となるのはFFT。
黄道十二宮における白羊宮(おひつじ座)に配される悪魔(ルカヴィ)であり、二つ名・ジョブは「魔人」。
堀の深い羊の顔に4本の人間の腕を持つ、正に魔人。
ルカヴィの中ではずいぶんとシンプルな肩書きだが、それゆえにインパクトは強烈。
作中での事実上の最強ボス
FFTではその肉体の持ち主であるウィーグラフとこのベリアスの連戦がみんなのトラウマとして有名である。
二戦目をこのベリアスと、率いるアルケオデーモン3匹とのパーティーバトルとなる。
ウィーグラフはスピード・攻撃力・HP・回避のどれもが高く、毎ターン反撃不可能・回避不可の専用アビリティで攻撃してくる難敵。十分にラムザを育てていない場合、苦戦は必至である。
また直前でセーブするか否かの選択できるが故にセーブした場合は後戻りできず、ステージの攻略を捨ててラムザの再育成を行う、ということが不可能となってしまう。
つまり、最初からプレイし直す他に手段がない状態に陥る。いわゆる「ハマリ」である。
またウィーグラフ戦を辛勝した後も、前述の計4体が大火力で蹂躙してくる様は絶望そのもの。その絶望的な戦況の中でこだまする「ダークホーリー」の絶叫は、みんなのトラウマを更なるものへとダメ押しする。更に前後のイベントシーンも衝撃的なもので、ルカヴィへの恐怖を前もって植え付ける下準備となるに十分である。
その後も3体のルカヴィが登場、戦うことになるのだが、ベリアス戦後に始まるChapter.4ではバランスブレイカーで有名なオルランドゥの加入をはじめとした自パーティの加速度的強化(というかインフレ)が起きるため、相対的に見ると彼、ベリアスが最も恐ろしい相手となってしまうのである。
FF12
また世界観を共有するFF12においては、神(と称する種族)が創った失敗作。
こちらも4本の腕と巨大な錫杖を持ち、顔は2つに増えている異形の者。神はその容姿から失敗作とし、ついぞ役割を与えられることはなかった。
後に創造主たる神に反旗を翻し戦いを挑むも敗北。外界にて封印された後、人間の英雄レイスウォール王の力を認め下僕となり、彼の墓を守る。
このFF12での彼は失敗作→造反者→守護者と数ある召喚獣の中でも最も波乱に満ちた時を過ごす。彼の錫杖を振り回しながらの「地獄の火炎」はそれ故に情熱的でもある。
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