pixivでは、その従業員である坂田銀時、志村新八、神楽や定春が描かれたイラストに付けられる。
概要
正式名称は「万事屋銀ちゃん」で、「スナックお登勢」の2階部分に居を構える何でも屋。
主にかぶき町近辺の依頼を引き受け、仕事内容は浮気調査やペット捜索などの探偵業から政府役人の依頼や詐欺紛い、人類の危機を救うまで多岐に渡る。
名前が「万事屋」なのは、「“何でも売ってる店” ではなく ”よろずの事を売る店”」から。
店舗は銀時・神楽・定春の住居でもあり、新八は実家で姉と二人暮らしだが、泊まっていく事も多い。
ファンからは万事屋ファミリー、坂田家と呼ばれることもある。
作中でも、家族のいない銀時に対し新八が「家族と思ってくれていい」と言ったり、銀時が坂田家を自称しているシーンがある。
金魂篇では銀時の不在中、リーダーを代行していた坂田金時が特殊な洗脳波で仲間達から銀時の記憶を抹消して「万事屋金ちゃん」を名乗り、銀時は洗脳を免れたたま(たまグラ)や定春(定八)と「万事屋セピア」を結成していた。
入れ替わり篇では銀時と魂が入れ替わった土方の方針(通称「万事屋法度」)によって新八・神楽をはじめ、桂・長谷川・さっちゃんらかぶき町中の勢力を傘下に収め、史実の新撰組により近い羽織を纏った新しい万事屋として一大勢力を築いていた。
とくに初期は比較的頻繁に飢えているような描写が目立っていたが、年賀状の量やエンゲル係数の桁はずれな神楽と定春がそこそこ食べているのを見ると、割と軌道に乗っているのかもしれない。
一方で空知英秋FAXインタビュー2010にて「よく万事屋は擬似家族と言われるけど僕としてはそうとは思っていないんです。というかあまり他の言葉で代替できる関係性にしたくないというか。万事屋には万事屋にしかない絆が描けたらなぁと。」とコメントされていたりなど、作者からその在り方に特別性を示唆されている。
端的に主人公、準主人公、ヒロイン、マスコットのレギュラーメンバーで構成されており、物語の中心に据えられている。また、ジャンプフェスタ2016の銀魂ステージに置ける作者からの手紙では「銀魂は万事屋の物語です。」との言葉が、銀魂の最終章突入の告知と共に公表された。
健全性
一見すると非常に微笑ましい3人と一匹だが、16歳の少年と14歳の少女に対する銀時の大人としての態度や社長としての雇用体制は決して真っ当であるとは言い難い。
また、銀時と新八・神楽の間には10歳以上の年齢差があり、新八の道場の事や神楽のえいりあんはんたーとしての夢の事などから、その関係性の有限性が初期段階から示唆されていたが、それと同時に失う事を恐れていた銀時が再び抱えた大切な存在としての意義や新八達が銀時を慕う強い意思も多分に描写されている。新八や神楽の
「銀ちゃんがいなくなったら、生きてたって何にも楽しくなんかないアル!!」(原作302訓より)
「アンタがいない未来なら!!そんなもの僕らはいらない!!!!」 (劇場版銀魂完結篇・空知英秋ネーム本版より)
などの発言は、少年誌の主要人物としてはやや破滅的であるという見方もできる。
なお
2年後に新八が頭取であったが、万事屋新ちゃんにはならなかった。
万事屋のメンバーは銀魂_THE_FINAL終了後の就職先を探しており、ジャンプ編集部を脅迫したり鷹の爪団や魔法使いと黒猫のウィズやパインアメなどかなりの会社に履歴書を送っている。関連タグでフォロー可能(参照)。