概要*
2015年、WWEと契約すると同時に、リングネームをASUKAに変更、10月にはTakeoverにてデビュー戦を行う。
2016年の4月にはNXT女子王者あったベイリーに勝利、デビュー以降無敗のまま連勝記録、最短記録を叩き出して日本人初のNXT女子王者を獲得した。
2017年にはNXT王座連続保持日数が500日を超える。それまでの最高記録はWWE全体で見てもロッキン・ロビンの503日、男子を含めてもハルク・ホーガン、ボブ・バックランド、ブルーノ・サンマルチノにまで遡る。
同年10月にRAWに昇格、NXTの時点で爪痕を残しまくっているアスカだが、真の活躍はここからが本番であった。
具体的には
・NXTから数えた通算連勝記録267勝を記録(因みにそれまでの最高記録はビル・ゴールドバーグの173勝)
・11月9日のサバイバー・シリーズ5対5イリミネーションマッチでチームRAWの実質的な最終兵器として参戦、チームSmackDownメンバーの内3人を撃破
・11月27日のRAWでのデイナ・ブルック戦で史上最速の5秒でのギブアップ勝ち
・2018年に開催された女子初のロイヤルランブルで25番目に入場し、初優勝を掻っ攫う
・同年12月のTLC2018ではベッキー・リンチ、シャーロット・フレアーと3way形式のTLC戦で対戦、両者の抗争相手であったロンダ・ラウジーのアシストもあり、スマックダウン女子王座のベルトを奪取し勝利、ブル中野以来24年ぶり2人目となる女子王座を獲得
・産休に入るベッキー・リンチからロウ女子王座を託されたことで、WWE史上2人目となる女性選手としてのグランドスラム(RAW・SD・NXT・タッグの全王座獲得)を達成
といった具合である。
・・・中邑真輔といい、日本勢活躍しすぎでは?
得意技*
アスカロック
フィニッシュホールド。旧称カナロック。
グランドチキンウィング胴締めスリーパー
背後から相手の片腕をチキンウィングで捕らえ、そのままグラウンドに移行し、胴締め式で締め上げる変型スリーパー・ホールド。
WWE所属後に現在のアスカロックに名称変更して以降、絶対的フィニッシュホールドとして猛威を振るう。
NXT時代のフィニッシャー。
ジャンピング・ヒップアタック
相手に向かってジャンプすると同時に空中で振り返り、尻を相手に突き出して相手にぶつける、相手は吹き飛ぶ。
関連人物*
同じくWWEに所属していた日本人女子スーパースター。
2019年にタッグ、ザ・カブキ・ウォリアーズを結成、アスカの妹分として活躍していた。
2020年にWWEを退団、ウォリアーズも自然消滅している。
WWE所属の女子スーパースター。ライバルその1。
言わずと知れたネイチャーボーイことリック・フレアーの実娘で、父親譲りの高いレスリングテクニックを持ち合わせている。ついでに顔もネイチそっくり。
アスカとはレッスルマニア34にて対戦。結果はスピアーからのフィギュアエイトでアスカからタップを奪い勝利、アスカの連勝記録を267勝でストップさせている。
最近では退団したカイリの後釜としてアスカとタッグを組んだラナが怪我で欠場したことに伴い、アスカとタッグを結成し、注目を集めている。
ライバルその2。ザ・ボス。
ロイヤルランブル2018翌週のRAWでアスカと対戦。互いに技の誤爆によって頭部にダメージを負いながらもきっちりと試合を成立させ、最後はアスカロックでタップし敗北。
その後はどちらもベビーフェイスであったためストーリーで関わることは無かったが、サーシャのヒールターンに伴い抗争が発生、主にロウ女子王座を巡ってすったもんだを繰り返している。
余談*
・所属した当初は英語に自信が無かったのか、英語で話しかけてくるステファニー・マクマホンや他の女子スーパースターに対し日本語、それも日本人ですら一瞬聞き取れなくなるレベルのどぎつい関西弁で会話していた。しかも会話自体は成立してしまっているため、多くの観客や視聴者はこの人を思い浮かべたそうな。
・アスカのRAWデビュー戦の際、アスカの強キャラ感を演出するためか、ベイリー、サーシャ、アリシア・フォックス、デイナ、エマの5人が「自分こそアスカを倒すのに相応しい」とばかりにロウGMだったカート・アングルに直談判、困り果てたカートがアスカの対戦相手を決める為のエリミネーションマッチを命じるというストーリーが組まれたこともある。
関連動画*
入場曲「The Future」
入場の演出は、会場が暗転、入場曲のイントロが流れると同時にモニターにアスカが被る面がデカデカと映し出されるというもの。中々に強キャラ感溢れる演出である。
実際の入場の様子