データ
- 身長:45m
- 体重:2万8千t
- 別名:蝉怪獣
- 出身地:東京ニュータウンの地下
概要
第21話「東京ニュータウン沈没」に登場。
アブラゼミの怪獣で、長年武蔵野にあるマンモス団地「東京ニュータウン」の地下で幼虫時代を過ごしていたが、羽化が近づいたため地上に出ようとして度々地震を発生させていたところを、ZATの「ひっぺがし作戦」で地上に引きずり出されて来た。夜間でも200km先を見通す優れた視力を持つ。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
成虫になってからはすさまじい鳴き声で近隣住民を悩ませ、街を去るときは体を軽くするために尿をひっかけていく。
本質は大人しく、ZATが「蝉の寿命は一週間」と自然死を待つことにしたため「ネット作戦」で網をかぶせて動きを封じていたが、相変わらずのうるさい鳴き声にとうとう堪忍袋の緒を切らした住民たちが網を燃やしてしまったため逃走。
どの時も攻撃を仕掛けた一般市民に放尿して復讐しているが、お前ら溶かされなかっただけありがたいと思えとしか言いようがない。
決して悪意はない怪獣だが、存在自体が人類にとっては迷惑になってしまい、警察官に発砲されたことでついに激怒、口吻から放つ火炎「ノズルファイヤー」で暴れ回った。
ウルトラマンタロウとの戦いで口吻を切断されたが、正一少年(演:石井秀人)の蝉を殺さないでくれという願いを聞き入れたタロウによって宇宙に運ばれた。
それ以来は宇宙ゼミとして今でも宇宙のどこかで夏になると鳴いているという。地球にいたときは一週間で死ぬとされていたのだが、宇宙ゼミになったことで永遠の命でも得たのだろうか?童話的な要素を多く含むタロウらしいラストであった。
『ウルトラ怪獣大百科』によると突然変異の要因となったのは、宇宙生物と合体した為と解説されている。作中ではそのような描写はないが、そう考えると宇宙ゼミになったのも納得である。