概要だ~!
CV:西村知道
この俺様、バルタン星人六代目は『ウルトラマン80』の第45話に登場したバルタン星人だァ! その回のサブタイトルは「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」と来たもんだ。フォフォフォ、俺達の扱いも悦に決まってきたもんだなァ!
以前地球にやってきた先代の言っていた通り、第二のバルタン星の再建に成功した俺達は動物園を作って下等な生物どもを観光資源にするまでに復興を遂げた。あ、そ~こ~で、この俺はにっくき地球と先代を殺しやがった80のヤローに復讐するために、地球を乗っ取ろうとしたってわけよ。
俺の作戦はこうだ。ニセのUFOを作って飛ばし、地球のガキどもの中にUFO写真としてばら撒く。そしたらガキどもの喧嘩がおっ始まり、やがてそれに大人も口を出してくる。人間皆敵が最ーも大事なモットーになる。応天門の変の原理だな。そんでもって、やがて国と国とがケンカする! こうしてズタボロになった地球を俺様のものにしちゃうって寸法よ! こ~んな考えは、お釈迦様でもご存知あるめぇ!! う~ん、自分で書いても頭の良さにクラックラ来るぜ。
しかし俺様はわざわざ地球人のババァにまで化けてこの超天才的な作戦を遂行してたっつーのに、80こと矢的猛のヤローがゴタゴタ口出してきやがって、俺様の美顔にそっくりな愛機(お前らのような原始人にもわかるように書くと小型UFOってとこだ)を銃でぶっ壊しちまいやがった。
怒り狂った高貴なる俺様はガキどもを念力で小さくして、メイン画像の頭陀袋に入れて拘束した。まあ、俗に言う人質だな。俺は暴力ではなく高尚な交渉(これもダジャレだぞ、笑え)に出てやったにもかかわらず、80の馬鹿は無視して実力行使に出やがった。しゃーないから俺も巨大化して80のブサイクヤローと戦うことになったってわけだ。
俺様の最強必殺光線「エクシードフラッシャー」は80のサクシウム光線にも匹敵する威力で、透明化能力や分身を生かし俺は80のヤローを追い詰めたものの、結局一族の怨嗟骨髄に染み入る仇敵譲りのウルトラスラッシュを受け、俺様はその人生を全うしたのであった…アーカワイソ。言っとくけど俺は戦闘中ブンブン頭陀袋振り回したにもかかわらず人質は全員無傷で返したんだからな! 殺される程悪いことはしてねーんだぞ! 全く! だから嫌なんだよあいつらは! チクショー!
関連項目だぞ~!
メトロン星人:俺と同様のことをやろうとしたヤツだ。まあ戦闘力も頭も顔も俺が上だがな!
補足説明
本人からも説明があったとおり、『ウルトラマン80』第45話に登場した異星人。
ウルトラ戦士の永遠のライバルとして知られるバルタン星人のひとりであり、(TV版に限って言えば)昭和ウルトラマンシリーズに登場した最後の宇宙人である。
劇中での活躍は上述の通りだが、最大の特徴は本当に上述のような口調で話すということで、ウルトラシリーズ全体で見ても際立った個性の持ち主であると言える。
なお、一部の書籍等では『80』第37話に登場したバルタン星人を『六代目』と表記し、第45話に登場したバルタン星人を『七代目』としていることがある。
これは
の二点に議論の余地が残されているために生じた混乱であり、三代目の影の薄さが更に拍車をかけているともいえる。
『80』に登場した二人のバルタン星人に関しては混乱を回避するため、『○代目』の表記を用いず(もしくはそれと併用して)『動物園のほう』『ガラが悪いほう』と呼んだりもする。
着ぐるみは「ウルトラマン怪獣大決戦」⇒5代目に使用された物の他、同映画に使われた分身体を本編用に使用している。こちらは目に初代のように動くよう改造されており、その分マスクの被りが浅くなっている。