概要
年に一度行われるハンター協会主催のプロハンターライセンス授与試験。
試験内容は非常に苛酷で毎年多数の死傷者が出ている。
申し込み人数は数百万人に上るが、試験会場に辿り着く途中にも様々な罠が仕掛けられているため、実際に試験を受ける受験生は1万人に1人。
合格者になれるのはほんの一握りで、0人だった年もある。
287期ハンター試験
ハンター試験編
主人公のゴン=フリークス等が受験した試験であり、
ハンター試験編と呼ばれる本作の序章。
287期受験生
ゴン キルア クラピカ レオリオ(HUNTER×HUNTERメイン4人)
287期試験官・その関係者
ネテロ(最高責任者)
試験会場まで
ハンター試験は試験会場(スタート地点)まで到達することが既に試験となっている。
会場の具体的な情報は明かされず大まかなエリアだけが示され、エリア内に点在する「案内人」を探し出して会場に連れてきてもらわなければならない。しかも案内人も一筋縄ではいかぬ者ばかりで、試練や謎かけを乗り越えなければならない。
例外として「案内人」がたまたま知り合いならすぐにクリアできることもある。ハンターに必要な人脈を評価する意味もあるのだろう。
一次試験
試験官は遺跡ハンターのサトツ。
走るサトツをひたすら追って二次試験会場まで着けばクリア。
行先も分からないまま昼も夜も無くひたすら歩き続けるという「ただそれだけ」の試験であり、主に精神力や持久力を試す意味合いがある。
二次試験
試験官は美食ハンターのブハラとメンチ。
二人に指定された料理を作ればクリア。無論食材は自らの手でハントしなければならない。
「未知のモノに挑もうとする探究心」を競う。
三次試験
試験官は賞金首ハンター兼刑務所所長のリッポー。
さまざまな罠が仕掛けられた「トリックタワー」を72時間以内に脱出すればクリア。
精神面と頭脳を競う。
なお、道中には刑期百年越えの囚人が配置されている。囚人たちは「一時間足止めするごとに刑期を一年短縮する」という契約の下、妨害を仕掛けてくる。
四次試験
引き続きリッポーが試験官を担当。
無人島を舞台に、それぞれが持つナンバープレートを奪い合う。無論手段は一切不問。
各参加者ごとに一名ずつ「標的」が定められ、自分のプレート・「標的」のプレートは3点、それ以外の相手のプレートは1点として計算する。
期間は一週間。合計6点分のプレートを持ってスタート地点に帰ればクリア。
サバイバル技術や戦闘能力、駆け引きの技術を競う。
最終試験
1対1で対戦する。
対戦は、ネテロが受験者との面接を元に作った「逆トーナメント」に沿って行い、負けた人間が次の試合に進む。
最後まで負け残った1名だけを不合格者とし、残りの受験者を全員合格とする。つまり1勝でもすれば晴れてライセンス取得となる。
ただし途中で失格者や棄権者が出た場合は、その者を不合格者として試験終了となる。
288期ハンター試験
一次試験の内容は「五人ぶっ倒す」こと。
受験者五人分のバッジを奪って持って来ればクリア。
この回は急ぎの用事があったとある受験者が自分以外を全員倒し、ご丁寧にバッジまで奪って現れたために合格者1名で終了した。
289期ハンター試験
今回は特例として暗黒大陸渡航メンバーの選抜を目的とした試験になっており、ネテロに代わる新会長チードルを中心として試験内容を一新。
例年当たり前のように死傷者が出るハンター試験の現状を変えたがっていたチードルの意向により、筆記試験・面接・精神鑑定などをメインにした安全な試験へと生まれ変わった。
試験の様子は十二支んクラピカがモニタリングしており、少しでも不審な態度を見せた者は彼の「導く薬指の鎖」で察知されて即失格とされた。これにより、受験者にはビヨンド&パリストン派の刺客が多数送り込まれていたが、全滅に終わっている。
一方ではカキン帝国の軍人が多数合格しており、ハンター十則の第三条に例外規定を設け、期間限定の「準会員」(=準ハンター)という扱いにしている。だが、カキン軍人がクラピカの振るいにかからなかった理由は「継承戦について肝心なことを聞かされていなかったから」であることが後々判明し、クラピカを窮地に追い込むことになる。
267期ハンター試験
当時12歳だったジンが受けた試験であり、彼が唯一の合格者だった。
裏試験
実はハンターライセンスを取ってもまだ終わりではない。
そこからプロハンターを名乗るためには何らかの形で念能力を習得する必要がある。
ハンターの仕事は念能力者でないと務まらないといっても過言ではないため、本来なら試験に組み込むべき事柄である。
しかし念の存在を下手に公にすれば、能力を悪用する「ハンター崩れの犯罪者」が大量発生する恐れがあるので念能力の存在は世間に秘匿され、ライセンス取得者にだけこっそり教えることになっている。
こういった経緯から、念の習得は俗に「裏ハンター試験」と呼ばれ、ある意味では表の試験よりも重要視されている。
そしてほとんどの場合、その修業は表の試験よりも過酷である。
詳しくは念能力を参照。
関連タグ
中忍試験:似ているとされる。