曖昧さ回避
概要
通称「新人つぶし」のトンパ。受験番号16番。
10歳の時からハンター試験を受け続け、287期で35回目になる(つまり若くとも44歳)。
試験を受け続けるうちに、他の受験生が脱落する様を鑑賞することを楽しむようになり、次第に合格するよりもそれを見て刺激を求めることを生きがいとなってしまう。
ルーキーに対して親切にアドバイスするふりをして近づき、あの手この手で足を引っ張ろうとする。定番は「下剤入りジュース」。
自分の命が第一なので試験は途中退場を前提としており、危険を冒してまで合格する気はない。
試験中はメイン4人と妙に縁がある。
作中の行動
試験会場に来たばかりのゴン達に最初に話し掛け、注目の受験生達を教えたりと親身に接していたが、下剤入りジュースを渡すもゴンの驚異的な味覚で無味無臭のはずの下剤を看破(ゴンは腐っていると思っていた)されて失敗。ゴン達以外にも今年のルーキーは誰も引っ掛からない(キルアは飲んだが家の修行で効かない体質のため「その程度の毒は効かない」前提で「喉乾いた」と飲んでいた)ことでレベルの高さに驚く。
第一次試験では、地獄マラソンでルーキーのニコルが限界を迎えそうになったところをアモリ3兄弟に頼んで彼の心を折らせて脱落させた。(大声でベラベラと自分の情報をバラされた腹いせも含む)
第三次試験では、遅れてからゴン達がいる部屋に落ちて彼らとチームとして行動。道中、多数決で「押し間違えた」と言って逆の方に入れる、「試練官」のベンドットとの試合で開始と同時に降参するなどチームの足を引っ張る場面が多々あった。
第四次試験では、開始して間もなくレオリオと遭遇。今までのことで露骨に警戒されていたが、ターゲットのナンバーを見せてレオリオじゃないと証明したことで一旦は話を聞いてもらえることに。木の実に当たって腹を壊したことでレオリオに薬を求めるが、レオリオのターゲット(ポンズ)の情報を先に教えることで交渉は成立。情報を提供したことでレオリオが薬を出そうと鞄を開けた瞬間に背後から受験生のソミーが奇襲を仕掛ける。
実は、ソミーと手を組んでターゲットのナンバーを交換しており、本当のターゲットはレオリオだった(ちなみに、薬は自分で用意していた)。鞄の中にナンバープレートを隠していると予想し、ソミーの攻撃を躱して鞄が開いた隙にソミーの相棒の猿がプレートを奪取すると、二手に分かれて逃走。
騙されたことに激怒して追い掛けるレオリオに対し「騙される方が悪い」「チームプレイは試験の常識」と嘲りながら逃走していたが、直後に前方に現れたクラピカに顔面を蹴られて倒される。クラピカのターゲットは自分であり、そのままプレートを奪われた上に縄で縛られて放置されて脱落する(ソミーもその後にすぐに捕まり、プレートを奪われる)。
アニメでは、自力で縄を解いた後、偶然キルアが投げたアモリのプレートを拾い、その後に受験者のケンミと遭遇して戦って圧倒するも、すでにハンゾーにプレートを取られていたため気絶させる。試験終了間際、眠っていたポンズを発見し、彼女が持っていたプレート(バーボンの物)を取ろうとするが直前で彼女が目を覚まし、驚いた彼女に顔面を殴られる。
288期ハンター試験にも登場していたが、キルアを見掛けるとそそくさと退散していた。そして、第一次試験で他の受験生とともにキルアに倒される。
余談
アニメ版では新旧共にオリジナル描写が比較的多めと、他のサブキャラよりも優遇されている。
アニメ第2作では、彼のキャラソン(「オチロ底マデ」作詞/作曲:佐々倉有吾)が制作された。
ハンター協会からすればとんでもない人物に見えるが、そもそもの話として試験+トンパ程度の妨害でひいこら言う雑魚or無警戒な者は命を落とすだけなためそもそもお呼びでないのでかなり重宝されている模様。
また、35年も試験を受け続けていると言うことは作中登場するハンターの殆どと知り合いである。
そうだとすればライセンス持ちの者達は何気なくトンパの名を出したら盛り上がれるかもしれないレベルの顔の広さである。