概要
第287期ハンター試験受験生。初受験の新人(ルーキー)の一人。小太りな体格で、ワイシャツに蝶ネクタイ、黒いズボン吊りを着ている。
常にノートパソコンを片手に持っている。パソコンには過去のハンター受験者のデータも入っているらしく、トンパの本性を見破って下剤入りジュースを受け取らなかった。
一見すると礼儀正しい性格だが、内面は「自分以外の存在はすべてクズ、自分のための踏み台」と考えている傲慢な性格。
一次試験のマラソンで、80km地点で体力切れを起こしていたところを、トンパと共謀したアモリ3兄弟から情け容赦ない口撃を受けてプライドをズタズタに引き裂かれ、パソコンも落として壊してしまい最初の脱落者となった。
その際にアモリが「おそらくもう試験は受けないだろう」と推察していた通り、288期試験会場には彼の姿はなかった(ただしOVA版では彼らしき人物の姿が確認できる)。
なお、アモリ3兄弟の口撃の内容はあくまでトンパの考案であり、アモリからは「新人にしてはいい線いっていた」とそれなりに高く評価されていた他、ウモリも嘘を伝えたとハッキリ述べている。
直後にアモリはトンパを「弱点を見抜いてえぐるのが本当に上手い」と評していることから、トンパ自身もニコルを弱いと思っているのではなく、状況をもとに高い鼻っ柱に一番効く言葉として選んだものと思われる。
(下剤ジュースの際に人ごみの中で経歴や本性をべらべらと喋られたことに対する腹いせもあるのかもしれないが)
他のベテラン参加者たちも、80km地点でようやく一人脱落という今年の参加者たちのレベルの高さに驚いているので、そこそこ優秀であったのは間違いないのだろう。
心が折れずに鍛えなおして翌年以降も参加していたら、もっと強くなれていた……のかもしれない。